■英語の動詞には一般動詞とbe動詞がありますが,一般動詞はさらに自動詞と他動詞というグループに分けることができます。
※音声データはありません。
1 自動詞・他動詞のちがい
自動詞は1語で完結した意味を持つ動詞,他動詞はあとに「~を」などの人やものを表すことば(目的語)が続くことで意味が完結する動詞です。 |
① 自動詞・他動詞の両方の使い方ができる動詞
(例) study (~を)勉強する, enjoy (~を)楽しむ
例えば,studyは単独で使えば「勉強する」という意味の自動詞,study~と目的語を伴うと「~を勉強する」という意味の他動詞になります。
② 自動詞としてしか使えない動詞
(例) swim 泳ぐ, run
走る, sleep
眠る
例えば,swimは「泳ぐ」という意味の自動詞で,「~を泳ぐ」という他動詞の使い方では意味が成り立ちません。
③ 他動詞としてしか使えない動詞
(例) have ~を持つ, make ~をつくる, like ~が好き
例えば,haveは「~を持つ」という意味の他動詞で,あとには必ず目的語が必要です。単に「持つ」という自動詞の使い方では,意味が成り立ちません。
■ココに注意! 「~を」以外の目的語をとる他動詞
他動詞には「~を」以外の目的語をとるものもあります。このときは,自動詞との区別がむずかしいので注意しましょう。
注意 他動詞なので,あとにはto,inなど前置詞は付きません。 |
2 自動詞・他動詞で意味が変わる動詞
自動詞・他動詞の両方の使い方ができる動詞には,自動詞と他動詞で意味が変わるものがあります。自動詞のときは「自分(主語)が~する」,他動詞のときは「他の人やものを~する」という意味になります。 |
① 自動詞: 主語が~する
The boy grew
up. He moved across the room.
成長した 移動した
② 他動詞: (主語が)目的語を~する
The boy grew plants. He moved the sofa into the room.
~を育てた ~を移動させた
■整理 自動詞・他動詞で意味が変わる動詞の例
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