■3章. 助動詞,仮定法過去
   過去形が過去を表さないとき


このページでは章のポイントをかんたんに説明しています。


英語でも日本語でも,現在のことは現在形で,過去のことは過去形で表すのが基本です。しかし英語では,実際の時とは関係なく,はっきり表したいことを現在形で,あいまいに表したいことを過去形にすることがあります。


■1.現在形が現在を表さないとき

 英語では,過去や未来のことをあえて現在形で表して強調することがあります。しかし,このような表現は日本語にもみられますし,文脈などから自然に意味がとれるのがふつうです。

 

@ 普遍の真理や習慣のような「現在の事実」は,過去の文の中で述べられていても現在形で表すことがふつうです。

 The teacher told  (that) the earth goes around the sun.

 先生は言った(過去形)               地球は太陽のまわりを回っていると(現在形)

 

A 過去のことでも,目の前で起こっていることのように強調したいときは,現在形で表すことがあります。

 Alexander finally goes to the Persian Empire.

 アレキサンダーはついにペルシャ帝国に侵入した(現在形)

 

B 未来のことでも,すでに決定し変更されることが考えられないことは,現在形や現在進行形で表します。このときは,next weekのような未来を表すことばがつくのがふつうです。

 I go(am going) to London next week.

 私は来週,ロンドンに行くことになっている(現在形)

 

■2.過去形が過去を表さないとき

 英語では,現在や未来のことをあえて過去形で表してあいまいにすることがあります。これは日本語にはみられない特徴ですので,じゅうぶんに注意しましょう。特に,助動詞の過去形は,過去以外を表す方が一般的です。

 

@ 過去形の助動詞を使い,助動詞の持つ意味をあいまいにします。

 Would you open the window?

    窓を開けていただけませんか(過去形)

Will you〜? と同じ意味ですが,Would you〜?と過去形を使うことによって命令のイメージがあいまいになり,結果としてていねいな意味を表します。

 

A 現在や未来の事実に反することは過去形で表します(仮定法)。

 I wish I were a bird.  

  私が鳥ならなあ(過去形)

※現在のことでも過去形を使うことによってイメージがあいまいになり,結果として事実に反することを表します。





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