ロシアのお茶の歴史は長く,現在でも最も人気がある飲み物だ。一人あたりの消費量は,日本の1.5倍以上に達する。
ロシアンティーは,濃い紅茶にジャムやピクルス(漬物),ウォッカなどを入れたもので,サモワールと呼ばれる金属製湯沸かし器もある。
イギリスなどヨーロッパとは異なるお茶文化があり,お茶をヤナギランやローズベイなどの地元のハーブと組み合わせることもある。18世紀にはお茶は安価になり広く飲まれるようになったが,キリスト教の影響で「悪魔の飲み物」と言われたこともあった。保守的なキリスト教徒の中には,現在でもお茶を忌避する人がいる…。
動画1:ロシアンティーの歴史 ~ロシアでお茶が愛される理由~
動画2:悪魔の飲み物
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