2001年1月20日に,連邦議会議事堂前に行われたバイデン大統領の就任演説。
国内テロや白人至上主義によりアメリカが民主主義の危機に直面しているとし,民主主義を守ることを強調するとともに分断でなく団結を呼びかけた。
過去の就任演説では前大統領が出席し,新大統領が前大統領の業績を称えるとともに政権移行の協力に謝意を述べるのが通常で,トランプ前大統領の就任演説時にも同様であった。ただ今回,トランプ大統領前は出席を拒否し,バイデン新大統領も演説ではトランプ大統領前に一切言及しなかった。
トランプ前大統領の就任演説に比べありきたりでつまらない内容ではあるが,「事実が捻じ曲げられ虚偽が捏造されている」「権力と利益のための虚偽が蔓延している」と述べているのが印象的。選挙に大規模な不正があったこと自体は確実とされるが,それを虚偽とし自らの大統領としての正当性を示したものと見られる…。
© US government (CC BY 3.0)
動画1:就任演説1
動画2:就任演説2
動画3:就任演説3
動画4:宣誓(演説の直前に行われる)