自分のレベルに合わせて学習できます |
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英文 日本語訳学習サポートを ユーザーの英語レベルに合わせて表示。同一の動画でも 細かく調整できます。
(上)文を句や節で分割し(スラッシュリーディング),難しい語彙にはルビ訳を表示。英語の語順や表現のまま 理解するトレーニングができます。
(下)スラッシュごとに直訳を表示。訳の参照がしやすく,また,直訳で分かりにくい部分には 合わせて意訳 を添えています。
複雑な英語でも,区切るだけで おおよそ理解できます。英文法や語法の細かな知識は,英語を「書く」「話す」時には必要ですが,「読む」「聴く」時には 区切りを把握する方が はるかに効果があります(スラッシュリーディング)。
日本語を介さずに 英語の語順や表現のまま 理解できる範囲を広げていき,理解できない場合にのみ 最小限の意訳 をします。
※上記の英文は,すべて実際のEEvideoのものです。
※文構造・ルビ訳・日本語訳は,非表示にすることも可能です。
※単語アプリと連携させ,ユーザーごとに 学習済みのルビ訳を非表示にすることも可能です(現在は未対応)。
アニメは 優れた英語学習コンテンツです |
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英語上達には,英語らしい表現,多様な英文 に触れる必要があります。
1.英語は高度
アニメには 英語らしい生き生きした表現が多く,倒置や省略,挿入 等 多様な構造の文が使われており,英語としては高度です(日本語との差異が大きい)。
2.内容は平易
英語としては高度なものの,内容は平易。また,日本アニメは 吹き替えのため発話が明瞭で,一般に 音声部分の理解が50%程度でも 楽しめるように作られています。
3.フォーマルな英語のトレーニングも可能
日本アニメは 通常,純粋な会話は発話全体の3割程度であり,会話と比較的フォーマルな英語(入試に近い英語)の両方のトレーニングができ,また,英文も複雑です。
※アニメには スラングや 一般的ではない語彙・表現 が含まれることもありますが,EEvideoではルビ訳を添えることで,学習から排除しています。
※日本人が 英語のまま100%理解する ことは不可能ですが,英語のまま理解できる範囲を 広げていくことは可能です。アニメは「英語のまま理解する」トレーニングに最適です。
日本語でも 英語でも,読む・聴く時には,同時に,その内容を整理し,記憶にとどめていく必要があります。
日本語なら 読む・聴く ことは自然にできますが,英語では 読む・聴く ことに負担がかかるため,特に内容が難しい場合には,整理・記憶ができなくなります。
そのため,読めている・聴けている はずなのに,実際には「内容が頭に残っていない」現象がしばしば生じます。
これを解決するには,読む・聴く ことがスムーズにできるように,「英語のまま理解する」トレーニングをする 必要があります。
入試・TOEIC・英検の 多読多聴トレーニングにも |
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※1分あたりの発話量は,voaスペシャルイングリッシュ 100ワード,CNNやBBCニュース 180ワード,アニメ 160~200ワード です(参考資料)。
近年では,多くの英語を 読む力・聴く力 が求められています。
1.大学入試も長文化
英文量は 30年前の2.4倍。入試英文のほとんどを 一読で理解する必要があります
(2022年度入試全文,
過去の入試ワード数,
ニュース記事)。
2.多読多聴のトレーニングが必要
多くの人にとって,入試英文で 集中して学習することは不可能ですが,アニメなら 集中力を維持して学習できます。
学校の授業 |
授業はすべて英語(日本語は原則禁止)。従来型の文法を重視し 論理的に思考する授業から大きく変化。 ※オールイングリッシュの授業は,2018年度から段階的に導入され,中学では2021年度から,高校では2022年度から完全実施。 |
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語彙数: 中学終了時の学習語彙数は 約1200語→2400語,高校終了時の学習語彙数は 約3400語→5800語 に増加。 ※中学は2021年度より,高校は2022年度より(参考資料)。 文法・語法: 感嘆文,原型不定詞,現在完了進行形,仮定法 等,高校の学習内容の多くが中学の学習内容に移行。 |
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・「読む」「聴く」力は大きく向上。 ・文法力が弱く,高度な英文を「書く」「話す」力は低下傾向。 |
従来の指導要領では,語彙・文法・語法などを 段階的に学習し,読む・聴くなどのトレーニングも 学習済みの知識の範囲内で行なうのがよい とされてきました。近年の指導要領では 「使える英語」を重視し,早い段階から 積極的に生(なま)の英語に触れることが奨励されています。
英文量 |
極端に長文化(30年前の2.4倍(試験時間は同)) ・入試英文のほとんどを 一読で理解する必要がある。 |
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読解問題のみ ・文法や語法,語彙 等を問う問題は 一切出題されず。 |
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速読力,情報処理力 ・思考力を問うよりも,「使える英語」を重視した速読力,情報処理力を問う傾向。 ・従来型の論説文に加えて,WEBサイトやメール,SNS 等から,名称・場所・日時・イベント・順序 等の情報を把握する問題(情報処理型)が増加。 |
※上記は 共通テスト・リーディング のデータだが,共通テスト・リスニング も同様の傾向。
大学共通テストは リーディングとリスニングのみのため,ライティングとスピーキングは 外部テストを利用することが予定されていましたが,導入は廃止され,今後も導入の見通しはありません。
そのため,ライティングの出題は一部の大学のみで,スピーキングの出題校はさらに限られ,大学入試の成否は リーディングとリスニングでの読解力が左右します。
※外部テストを導入する大学も存在するが,ひじょうに少なく,国立大学でも 全180校の内,十数校のごく一部の選考のみ。
英文量 |
TOEICリーディング: 75分,100問,約6100ワード TOEICリスニング: 45分,100問,約4900ワード 大学入試共通テスト・リーディング(参考): 80分,約40問,約6000ワード ※いずれも,ワード数には 図表中の文字を除く。 ※TOEICは2016年に改定。英文量が増加するとともに,スキミング(飛ばし読み)や スキャニング(重要部分だけ読む)が難しくなるが,設問はシンプルに(参考資料)。 ※難易度は,TOEICが共通テストより高め。TOEIC対策をした場合でも,共通テスト8割のレベルで TOEICスコアは700(約7割)が目安。 |
読解スピード (全文読む場合) |
TOEICリーディング: 1分あたり150ワード以上(理想は250ワード以上) ※初読に41分,図表に14分,解くこと(再読も含)に20分を費やした場合。 大学入試共通テスト・リーディング(参考): 1分あたり145ワード以上 ※初読に42分,図表に13分,解くこと(再読も含)に25分を費やした場合。 |
受験生の傾向 |
TOEICで 時間内に読解できる受験生は 全体の1% ※全受験者の内,TOEIC900点以上は2~3%だが,TOEIC900点以上でも時間切れになる受験生が大半。TOEICリーディングで,全問を高い精度で読解できる受験生は 全体の1%未満と考えられる(参考資料)。 |
英語試験の中でも TOEICは特に英文量が多く,高い速読力が要求されます。受験生の声も「時間が足りない」「時間配分が難しい」が圧倒的です。TOEICスコア600以上で,かつ,TOEIC対策ができている受験生の場合,TOEICスコアは おおよそ速読力で決まります。
※英検の理想的な読解スピードについては,英検協会は 3級~1級まで 1分あたり120ワード としており,TOEICほどの 速読力は求められません(参考資料)。
受験間近の中学3年生に対し,スラッシュリーディングの授業を行ったところ,通常の授業よりも 理解度や読解速度に大きな上昇が見られました。
高校2年生に対し,6回のスラッシュリーディングの授業を行ったところ,読む速さが1.4倍になり 理解度が高まるとともに,「返り読みをしない」「英語のまま理解する」など 読解方法にも向上が見られました。
認知心理学者 George Armitage Miller の研究では,ネイティブにおいても 英文は最大5~9語ごとに理解していくのが効率的であるとされ,これはスラッシュリーディングで分割される語彙数と一致します。
脳において,言語はブローカ野とウェルニッケ野で処理されますが,理解はウェルニッケ野で行われることが判明しています(Pierre Paul Broca,Carl Wernicke 他)。
大学生にスラッシュリーディングの授業を行ったところ,授業が進むに連れ ウェルニッケ野にのみ活性化(血流量の増大)が見られ,効率的な言語処理が行われることが確認されました。