全英文法 チェックリスト







全英文法 チェックリスト






全英文法 チェックリスト




英文法の全体像を把握できるように工夫しました。高3までに学習する全英文法を網羅しています。



1.品詞,文型

 品詞,自動詞と他動詞,5文型

2.準動詞

 不定詞,動名詞,分詞,進行形,受動態

3.疑問詞,関係詞,接続詞

 疑問詞,間接疑問文,関係詞,感嘆文,接続詞

4.助動詞,仮定法過去

 助動詞と過去形が過去を表さないとき

5.完了形,仮定法過去完了

 完了形,大過去形,時制の一致,仮定法過去完了

6.比較表現

 比較を使ったさまざまな表現

学習時期:中2秋以前中3夏以前中3夏以降 高校

※汎用的な英文法事項をまとめており,語法は一部を除き加えていません。また,中1で学習する特に基礎的な内容の一部も加えていません。

※使用している英文は,すべて複数のネイティブによるチェックを受けています。

 


例文の日本語訳を非表示にし,意味と使われている文法が 理解できているか チェックしてください。例文のチェックだけで,読解に必要な全英文法を確認できます。

※中学1年の基礎内容の一部には例文がありません。

超ハイレベル 学習しなくても可。

※語法は表で表しています。暗記内容なので,文法の理解度をチェックをしたい場合は 参照不要です。

英文法の定着について:

英文法はシンプルですが,定着には時間がかかります。理論を学んだだけでは定着は難しく,多くの英文を読みながら 不明な部分はその都度確認し 時間をかけて定着させていく必要があります。 文部科学省・指導要領でも,文法は,読む・聴く・書くなどの実践において,繰り返し思考・判断・表現することを通して獲得される とされています。

当サービスの入試英文シリーズ(高校入試・大学入試)では,英文中に使用されている おおよそ全ての英文法に一行解説を加えるとともに,当ページの該当部分にリンクを張っています。








1.品詞,文型



1.品詞中2秋以前

名詞: 数えられる名詞では,単数の時は a(an)~ ,複数の時は ~s(es) をつける。日本語ではしない

形容詞: 様子を表したり,名詞を修飾する。beatiful(美しい),fast(速い,早い)など。

副詞: 動詞や文全体を修飾し,「どのように」「どこで」「いつ」などを表す。hard(一生懸命に),quickly(速く,早く)など。

「どこで」「いつ」を表すことばには名詞もある。名詞の場合は,前に前置詞が必要。

 He went彼は行った thereそこへ yesterday. 昨日 (どちらも副詞)

 He went彼は行った to the library図書館に in the morning.朝に (どちらも名詞)

 ※everyなどが付くと副詞句になり(every morningなど),前置詞は不要。

動詞: 一般動詞とbe動詞がある。日本語と異なる

 一般動詞:おもに「どうする」と 動作を表す。

 be動詞:「何だ」「どんなだ」と 状態や様子を表す文で使う。日本語にはない

 ※英語の文には 必ず動詞が必要。一般動詞でない文は,be動詞の文になる。

 ※1つの文に 動詞は1つ。一般動詞とbe動詞を,同時に使うことはできない(準動詞 は動詞ではない)。


2.動詞の変化(人称・時制)中2秋以前 日本語と異なる

主語が 一人称(I,We),二人称(You),三人称(その他すべて)のときで,動詞の形が変化する。


1.一般動詞

① 現在形

 主語が 三人称単数のとき には,動詞に ~s(es) が付く。

 He plays soccer彼はサッカーをする every day. 毎日

 They play soccer彼らはサッカーをする every day. 毎日

② 過去形

 主語に関係なく,動詞に ~ed が付く(不規則変化も多い)。

 He played soccer彼はサッカーをした  yesterday. 昨日


2.be動詞 日本語にはない

 主語が 三人称単数のとき に注意。

① 現在形

単数 複数
一人称 I am We are
二人称 You are You are
三人称 He (She, it など) is They are

② 過去形

単数 複数
一人称 I was We were
二人称 You were You were
三人称 He (She, it など) was They were

3.否定文・疑問文中2秋以前 日本語と異なる

1.一般動詞

 助動詞 do,does(三人称現在のとき),did(過去形のとき)を使う。動詞は常に原形。

① 否定文

 動詞の前に「do,does,did +not」。

 He plays soccer彼はサッカーをする every day. 毎日

 → He does not(doesn't) soccer彼らはサッカーをしない every day. 毎日   → 毎日,サッカーをするわけではない

② 疑問文

 主語の前に「do,does,did」。

 He plays soccer彼はサッカーをする every day. 毎日

 → Does he play soccer彼はサッカーをしますか? every day?毎日


2.be動詞

① 否定文

 be動詞の後に not。

 He is a good soccer player.彼は優れたサッカー選手だ

 → He is not(isn't) a good soccer player.彼は優れたサッカー選手ではない

② 疑問文

 be動詞を主語の前に。

 He is a good soccer player.彼は優れたサッカー選手だ

 → Is he a good soccer player.彼は優れたサッカー選手ですか?


4.補語中2秋以前

1.be動詞の後に置かれる 形容詞や名詞が補語

 He is happy. 彼は幸せだ(形容詞)

 He is a happy man. 彼は幸せな男だ(名詞のまとまり)

 ※be動詞の前後には イコールの関係がある。

 He is in the room. 彼は部屋にいる

 ※be動詞は「存在する」という意味。in the room は補語ではない。


2.補語を取る動詞にはbe動詞だけではなく,一部の一般動詞(不完全自動詞)もある。

 He is happy. 彼は幸せだ

 He became happy. 彼は幸せになった(一般動詞)

 He looks happy. 彼は幸せに見える(一般動詞)

 ※keep(状態), become(変化), look(感覚)など。


3.補語には名詞や形容詞だけではなく,分詞が使われることもある。

 He is happy.彼は幸せだ

 He is sleeping.彼は眠っている現在分詞

 He is loved.彼は愛されている過去分詞中3夏以前

 ※be動詞+現在分詞は 進行形,be動詞+過去分詞は 受動態


5.目的語・文型中学

 一般動詞の後に置かれ,主に「~を」を表す名詞が目的語

 一般動詞には,常に目的語が不要な 自動詞(swimなど),目的語が必要な 他動詞(haveなど)があるが,動詞の多くは自動詞と他動詞の両方で使われる。

 Her hair style彼女のヘアスタイルは often changes.しばしば変わる 【自動詞】

 She often changes 彼女はしばしば変える(変えさせる) her hair style.自分のヘアスタイルを 【他動詞】

 She often changes 彼女はしばしば変える(変えさせる) her daughter's hair style.自分の娘のヘアスタイルを 【他動詞】

 ※他動詞には「させる」の意味がある。


1.一部の動詞は,自動詞と他動詞で 意味が変わる。

 He runs彼は走る every morning. 毎朝 【自動詞】

 He runs彼は経営している small restaurant. 小さなレストランを 【他動詞】


2.動詞の後に「目的語+目的語」の文型。

 ◯「~に~を」の意味。

 My father父は made me a table. 私にテーブルを作ってくれた 【SVOO】

 = My father made a table父はテーブルを作ってくれた  for me . 私のために 【SVO】

 ※この文型をとる動詞は,make(~のために~をつくる),buy(~のために~を買う),give(~に~を与える),show(~に~を見せる),ask(~に~を尋ねる)など。

 ※2つの目的語は必ず名詞(目的語になれるのは名詞だけ)。

 ◯後の O に,不定詞,that~ など がくることもある。

 He told me彼は私に言った to study hard .私に英語を懸命に勉強するように 不定詞

 He told me彼は私に言った that Tom can speak English .トムは英語を話すことができると that節

 ※この文型をとる動詞は,tell(~に~するように言う),want(~に~して欲しい),ask(~に~するように頼む)など。

 ※最初の目的語は必ず名詞,後の 不定詞,that~ なども名詞のまとまり(名詞節)。


3.動詞の後に「目的語+補語」の文型。

 ◯「目的語=補語」の関係がある。

 My father父は made me a doctor.私を医者にした 【SVOC】

 My father父は made me happy.私を幸せにした 【SVOC】

 ※この文型をとる動詞は,make(~を~にする),keep(~を~に保つ),think(~を~と思う),believe(~を~と信じる)など。

 ※目的語は必ず名詞,補語は名詞か形容詞。

 ※ 「SVO+不定詞・分詞」「SVO+不定詞・分詞(Vは使役動詞)」になることもある。


6.後置修飾 日本語にはない

 2語以上で名詞を修飾する場合は,まとめて後ろから修飾する。

 a way方法 to learn Italianイタリア語を学ぶ 不定詞中2秋以前

 a friend友人 living in Italyイタリアに住む 現在分詞中3夏以降

 a bagカバン made in Italyイタリアで作られた 過去分詞中3夏以降

 a bagカバン (that) I bought in Italy私がイタリアで購入した 関係詞中3夏以降


7.仮主語 it,仮目的語 it 日本語にはない

 実際の主語・目的語は,後の 不定詞 や that節 など。

 It is hard難しい to study English.英語を勉強することは 【仮主語it+不定詞中2秋以前

 It is hard難しい (that) we study English.我々が英語を勉強することは 【仮主語it+that節中2秋以前

 I found it hard 私は難しいことが分かった to study English.英語を勉強することが 【仮目的語it+不定詞高校

 I found it hard 私は難しいことが分かった (that) we study English. 我々が英語を勉強することが 【仮目的語it+that節高校

 ※他にも, 間接疑問文 動名詞 等が 実際の主語・目的語になることもある。


8.強調のための倒置(疑問文の形) 日本語にはない 高校

 強調したい語が文頭に。以下の①~③が中心。

① 文頭が否定語

 Little少しも does he know the fact. 彼はその事実に気付いていない

 Not a letter1通の手紙も did I receive  私は受け取らなかった from him. 彼から


② 文頭が形容詞,副詞

 Available利用できる is a double bedroom. ダブルのベッドルームが

 Well  とてもよく do I know the road. 私はこの道を知っている


③ 文頭が場所を表す語

 On his left彼の左側に sat his mother. 母親が座っていた

 Far away across the sea海のはるか向こうに lies the sunny land of Spain.太陽の国スペインがある

 ※動詞が主語の前に置かれるが,疑問文の形にはならない。


④ 節が文頭に来ることもある。超ハイレベル

 Only when it started to rain雨が降り始めて did Jim noticedジムは気付いた (that) he didn't have an umbrella. 自分が傘を持っていないことに











2.準動詞



動詞の原形に to~,~ing,~ed などが付くと,名詞や形容詞,副詞など 様々なはたらきをする。文の要素としての動詞ではないので,主語や時制などの影響を受けない。

1.不定詞=名詞的用法,動名詞 <to ~, ~ing> ~すること・~であること中2秋以前

 ふつうの名詞と同じように,主語や目的語,補語になる。

 I like 私は好きだ to study English.英語を勉強することが (~すること)【不定詞=名詞的用法】

 I like 私は好きだ studying English.英語を勉強することが (~すること)【動名詞】


 be動詞の場合は「~であること・なること」等。

 I like 私は好きだ to be busy.  忙しくしていることが (~であること)【不定詞=名詞的用法】

 I like 私は好きだ being busy.  忙しくしていることが (~であること)【動名詞】


1.目的語として不定詞,動名詞のどちらかしか取れない動詞もある。中2秋以前

 I want 私はしたい to study English. 英語を勉強することを (wantは不定詞のみ)

 I enjoy 私は楽しむ studying English. 英語を勉強することを (enjoyは動名詞のみ)


2.前置詞の後には動名詞しか置くことができない。中2秋以前

 I went to bed私は寝た after studying English. 英語を勉強した後に


3.不定詞の受動形(~されること): to be+過去分詞 高校

 I want to be loved私は愛されたい by someone. 誰かから


4.動名詞の受動形(~されること): being+過去分詞 高校

 I am used to being criticized私は批判されることに慣れている  by critics. 批評家から

 ※be used to ~ing(動名詞):~することに慣れている


5.動名詞の意味上の主語は所有格で表す。 高校

 I am sure of私は確信している his succeeding.  彼の成功(すること)を

 I am sure of私は確信している Tom's succeeding.  トムの成功(すること)を


2.疑問詞+不定詞中3夏以前

 不定詞(名詞的用法)の前に疑問詞が付くと その意味が添えられ,名詞のまとまりになる。

 how to study English,どのように英語を勉強するのか when to study Englishいつ英語を勉強するのか


3.不定詞(形容詞的用法)中2秋以前

 「~するための」など。前の名詞を修飾する。

 He knows  彼は知っているa good way to study English.英語を勉強する(ための)よい方法を


4.不定詞(副詞的用法)中2秋以前

 おもに文末に置かれ,目的・理由・原因などを添えたり,形容詞を修飾する。

 He went to America彼はアメリカに行った to study English.英語を勉強するために 【~するために(目的)】

 He is happy彼は幸せだ to study English. 英語を勉強して(できて) 【~して(感情の原因)】

 He is clever enough彼はとても賢い to become a doctor. 医者になるなんて 【~なんて(判断の根拠)】

 Old people are slow高齢者は遅い to accept new technology.新しいテクノロジーを受け入れるのに 【形容詞を修飾】

 ※形容詞の slow を修飾。

 He grew up彼は成長し to become a doctor.医者になった 【そして~した(結果)】 高校


◯形容詞的用法との 明確な区別ができない場合がある。

  I need some money私にはお金が必要だ to buy books.  

 「本を買うためのお金」→ 形容詞的用法

 「本を買うためにお金が必要」→ 副詞的用法

 ※形容詞的では名詞(money)を,副詞的用法では文全体(I need some money)を修飾している。


5.不定詞の意味上の主語<for~,of~>

 I cleaned the room私は部屋を掃除した for him to take photos. 彼が写真を撮れるように中3夏以降

 It is kind of youあなたは親切だ to invite me.    私を招待してくれるなんて 高校

 ※人の性格を表すときは of~。


6.不定詞の受動態<to be+過去分詞> 高校

 Everyone wants to be loved皆が愛されたいと思っている by someone. 誰かから


7.予定や義務を表す be to~ 高校

 「~することになっている」という意味になる。

 I am to meet him私は彼に会うことになっている today. 今日

 You are to wait あなたは待たなければならない your turn. 自分の番を

 ※実際の英語ではほとんど使われない。


8.現在分詞<~ing> ~している・して・しながら

 形容詞的に使われ,ふつうの形容詞と同じように名詞を修飾したり,be動詞の補語(進行形)になる。

 ① 名詞を修飾中3夏以降

  The studying boy勉強している少年は is Tom. トムだ

  The boy studying English英語を勉強している少年は is Tom. トムだ

  ※2語以上の場合は,後ろから名詞を修飾(後置修飾)。通常は2語以上のため,後置修飾が一般的。


 ② 進行形中2秋以前

  Tom is studying Englishトムは英語を勉強している  now.

  動作や行為を強調したり,確実な予定を表すこともある。

  He is wearing a tie 彼は(珍しく)ネクタイをしている today. 今日

  He is living 彼は(一時的に)住んでいる in Tokyo. 東京に

  He is taking the eight o'clock flight彼は8時の便に乗る予定だ tomorrow. 明日


 ③ SVO+現在分詞 高校

  I often see私はよく見る  him playing games.彼がゲームをしているのを

  I often spend time私はよく時間を過ごす playing games.ゲームをして

  ※現在分詞は,文法的には C(補語)のはたらきをしている。


9.過去分詞<~ed> ~される・された・されている

 形容詞的に使われ,ふつうの形容詞と同じように名詞を修飾したり,be動詞の補語(受動態)になる。

 ※過去分詞には不規則変化も多い。

 ① 名詞を修飾中3夏以降

  I like  私は好きだ boiled eggs  .ゆで卵(ゆでられた卵)が

  I like  私は好きだ eggs boiled hard   .固いゆで卵(固くゆでられた卵)が

  ※2語以上の場合は,後ろから名詞を修飾(後置修飾)。通常は2語以上のため,後置修飾が一般的。


 ② 受動態中3夏以前

  This egg is boiled.この卵はゆでてある

  感情や被害はきっかけがあって起こるため,英語では「~される」と受動態で表すことが多い。

  I am satisfied 私は満足させられている with the result. その結果に

  ※受動態ではなく,形容詞(satisfied=満足している)と認識されることも多い。


 ③ SVO+過去分詞 高校

  I often see私はよく見る him surrounded by fans. 彼がファンに囲まれているのを

  He often spends time彼はよく時間を過ごした surrounded by fans. ファンに囲まれて

  ※過去分詞は,文法的には C(補語) のはたらきをしている。


1.助動詞を含む受動態 <助動詞+be+過去分詞> 高校

 The carその車は must be repaired. 修理されなければならない


2.進行形の受動態 <be動詞+being+過去分詞> 高校

 The carその車は is being repaired.修理されているところだ


3.受動態+不定詞 高校

 He is known彼は知られている to be a great writer.偉大な作家(である)として

 ※不定詞で補足説明をしている。


10.現在分詞,過去分詞の意味が取りにくい時 高校 ハイレベル

 元の動詞の意味に注意する。

  a satisfying result   満足させている結果 → 満足する結果

  a satisfied boy   満足させられた少年 → 満足した少年

 falling snow降っている雪

 fallen snow   降らされた雪 → 積もった雪

 ※satisfyは「(人を)満足させる」,fallは「降る」という意味。


11.分詞構文 高校

 現在分詞 1語で「~なので」,過去分詞 1語で「~されているので」など。補足して意味を取る必要がある。

 Getting tired, 疲れたので  I went home. 私は家に帰った

 Written in easy English, 平易な英語で書かれているので  I like this book. 私はこの本が好きだ


1.接続詞を伴うこともある。

 While coming home from work, 仕事から家に帰るとき I saw the beautiful sky. 私は美しい空を見た

 ※接続詞がなくても意味は変わらない。


2.主語が異なる場合は,前に主語が付くこともある。

 The night coming,夜が来たので  I went home. 私は家に帰った


3.with A + ~ing,~edで付帯状況を表す。超ハイレベル

 He sat on the bench彼はベンチに座っていた with his arms waving . 手を振りながら

 He sat on the bench彼はベンチに座っていた with his arms crossed. 腕を組んで


12.SVO+不定詞・分詞

1.動詞+人など+to不定詞 中3夏以降

 I advised him 私は彼にアドバイスした to take a rest. 休息をとるように 不定詞

 ※advise,want,order などの多くの動詞で,to不定詞がくる。


2.動詞+人など+原形不定詞・分詞 高校

 I saw 私は見た the dog bark. 犬が吠えているのを 【原形不定詞】

 I saw 私は見た the dog barking. 犬が吠えているのを 現在分詞

 I saw 私は見た the dog abandoned.犬が捨てられているのを 過去分詞

 ※see,hear,feel などの知覚動詞では,原形不定詞がくる。分詞も可能。


13. SVO+不定詞・分詞(Vは使役動詞)

1.使役動詞+人など+不定詞 中3夏以降

 My father父は  made me study English.私に英語を勉強させた

 My father父は  helped me study English.私が英語を勉強するのを手伝ってくれた

have A B(原形不定詞)
get A B(to不定詞)
AにBさせる(してもらう
let A B(原形不定詞)
allow A B(to不定詞)
AにBさせる(許可する
make A B(原形不定詞)
force A B(to不定詞)
(むりやり)AにBさせる
help A B(原形不定詞) AがBするのを助ける

 ※helpでは 原形不定詞が一般的だが,to不定詞でもよい。


2.使役動詞+人やもの+分詞 高校

 I 私は had my friend waiting(=wait).友達に待っていてもらった 現在分詞

 I 私は had my bag stolen.バッグを盗まれた 過去分詞


3.make A B:AをBにする 中3夏以前

 I 私は want to make my son a doctor.息子を医者にしたい 【Bは名詞】

 I 私は want to make my son happy.息子を幸せにしたい 【Bは形容詞】

 ※Bには 名詞,形容詞が来る。


□原形不定詞

 to が省略されて 動詞の原形だけが残った不定詞。はたらきは同じ。
使用は限られ,おもに 知覚動詞(see,hear など)と 使役動詞(make, have, let,help)の文のみ。


14.準動詞の語順

 準動詞には,元の動詞の語順(動詞-目的語など)が生きている。

 元の語順:communicate with each other

 Whales have the abilityクジラには能力がある to communicate互いに意思を伝える with each other.

 What should we do我々は何をすべきか? to communicate with互いに意思を伝えるために each other?

 Communicating(=To communicate) 互いに意思を伝えることは with each other is hard.難しい











3.疑問詞,関係詞,接続詞



who,what,where など wh- で始まることばと how,that は,似たはたらきをし,さまざまな表現をする。

1.疑問詞中2秋以前

 Who 誰と do you want to talk to? あなたは話したいのですか?

 Who 誰が wants to talk to you? あなたと話したいのですか?

 ※後のように疑問詞が主語のときは,後が肯定文の形になる。


 疑問詞
what
who だれ
where どこ
when いつ
why なぜ
which どちら
whose だれの
howどのように

 連語の疑問詞
what time何時
what day何曜日
how old何歳
how longどれくらいの長さ期間
how often何回(頻度)
how muchいくら
how farどれくらいの距離
how manyいくつ

2.感嘆文中2秋以前

① What+名詞

 What an exciting movieなんてエキサイティングな映画なの! (this is)! これは

② How+形容詞か副詞

 How exciting なんてエキサイティングなの! (this movie is)! この映画は

 ※(  )部分はよく省略される。


3.that節,whether(if)節

 名詞節のまとまり。ふつうの名詞と同じように主語や目的語,補語などになる。

① that~:~ということ中2秋以前

 I know  私は知っている (that) he drove the car.彼がその車を運転したことを

 I told the police私は警官に伝えた (that) he drove the car.彼がその車を運転したことを

② whether(=if)~:~かどうかということ 高校

 Do you know あなたは知っていますか? whether(=if) he drives the car?彼がその車を運転するかどうか

 ※whetherの方が使用範囲が広く,主語や補語になることもある。


1.感情の原因を表す that節 高校

 I was glad私は嬉しい (that) he was alive. 彼が生きていたことが


2.that節の構文 高校

 so~ (that)-:とても~で-:

 English is so hard英語はとても難しく (that) I cannot master it. 私はマスターできない

 = English is too hard英語はとても難しい  (for me) to master. (私が)マスターするには

 so (that)~:~するために:

 I study English very hard私は懸命に英語を勉強している so (that) I can pass the exam. 試験にパスするために


4.間接疑問文中3夏以降

 疑問詞が使われるが,後は肯定文の語順。名詞のまとまりになり,ふつうの名詞と同じように主語や目的語,補語などになる。

  Do you know  あなたは知っていますか? when he drives the car. 彼がいつその車に乗るのか

 ※関係代名詞what,関係副詞 when・wherewhyhow(修飾される名詞の働きを兼ねるとき)と形が全く同じで,実質的な意味も同じことがある。


5.関係代名詞 who,whom (that)「彼は~,彼を」中3夏以降

 a boy少年  who(=that) loves Emily (彼は)エミリーを好きだ【主格】     → エミリーを好きな少年

 a boy少年 (whom(=who,that)) Emily loves  (彼を)エミリーは好きだ【目的格】    → エミリーが好きな少年

 ※複数形でも使う。目的格の関係代名詞はよく省略される。

 ※実際の英語では,whom はほとんど使われない。


6.関係代名詞 which (that)「それは~,それを,それ」中3夏以降

 a radioラジオ which(=that) was made in 1980(それは)1980年に製造された  【主格】       → 1980年に製造されたラジオ

 a radioラジオ (which(=that)) we made in 1980 (それを)我々は1980年に製造した 【目的格】       → 1980年に我々が製造したラジオ

 ※複数形でも使う。目的格の関係代名詞はよく省略される。


○前置詞+which 高校

 the contry in which (=where) そこで,ラジオが作られた the radio was made  → ラジオが輸入された国

 the contry from which the radio was imported そこから,ラジオが輸入された→ ラジオが輸入された国

 ※in which(そこで),from which(そこから)と 前置詞の意味が添えられる。


7.関係代名詞 what「~のもの(こと)」中3夏以降

 what I want私が欲しいもの, what is important重要なこと for me 私にとって

 ※複数形でも使う。修飾される名詞のはたらきを兼ねている。

 ※間接疑問文 と形が全く同じで,実質的な意味も同じ。


8.関係代名詞 whose「彼(それ)の~」 高校

 a radioラジオ whose speaker broke downそのスピーカーが,壊れた 【主格】      → スピーカーが壊れたラジオ国

 a radioラジオ whose speaker I brokeそのスピーカーを,私が壊した 【目的格】      → スピーカーを私が壊したラジオ

 ※複数形でも使う。人とものの両方に使われる。


9.関係副詞 when「その時~,~の時」,where「そこで~,~の場所」 高校

 the period期間 (when(=in which)) he worked その時,彼は働いていた → 彼が働いていた期間

 the company会社  (where(=in which)) he worked  そこで,彼は働いていた→ 彼が働いていた会社

 ※どちらも in which で代用できる。when,where は省略されることがある。


○修飾される名詞のはたらきを兼ねることもある。

 Spring is春は when the rainy season begins. 雨季が始まる時だ

 This isそこは where I was born and raised. 私が生まれ,育った場所だ

 ※間接疑問文 と形が全く同じ。


10.関係副詞 why「なぜなら~,~の理由」 高校

 the reason理由 why we work  我々が働く→ 我々が働く理由

 two reasons2つの理由 why we work  我々が働く→ 我々が働く2つの理由

 ※why は省略されることがある。


○修飾される名詞のはたらきを兼ねることもある。

 This isこれが why we work. 我々が働く理由だ

 ※間接疑問文 と形が全く同じで,実質的な意味も同じ。


11.関係副詞 how,the way「~の方法」 高校

 how方法 we solved the problem 我々がその問題を解決した

 = the way方法 we solved the problem 我々がその問題を解決した

 ※修飾される名詞のはたらきを兼ねている。the way how~ は不可。

 ※間接疑問文 と形が全く同じ。


12.関係副詞 that 高校 超ハイレベル

 when,where,why の代わりに使われる。

  the period期間 (that(=when)) he worked その時,彼は働いていた → 彼が働いていた期間

  the company会社 (that(=where)) he worked  そこで,彼は働いていた→ 彼が働いていた期間

  the reason理由 (that(=why)) we work  なぜなら,我々が働く→ 我々が働く理由

 ※関係副詞は いずれも省略できる。関係副詞thatは,実際の英語ではほとんど使われない。


13.同格の that「~という」高校 ハイレベル

○同格の that「~という」

 直前の名詞を説明。fact(事実),rumor(うわさ),news(知らせ),hope(希望)など 抽象的な名詞 が多い。

 The fact that he knew it彼がそれを知っていたという事実は was shocking to me. 私にとってショックだった

 ※「The fact=that he knew it」の関係。「that he knew it」で文として成り立つ。that は通常 省略しない。

 ※実際の英語ではほとんど使われない。

関係代名詞 that

 The fact (that) he knew彼が知っていた事実は was shocking to me. 私にとってショックだった

 ※he knew は The fact を修飾。「he knew (the fact)」で文として成り立つ。


14.関係詞にカンマが付くとき 高校

 カンマがあるときは,その前で一旦意味が切れる。

 She has a son 彼女には1人の息子がいる who is a doctor. (彼は)医者である (医者の息子が1人いる → 息子は1人とは限らない)

 She has a son, 彼女には1人の息子がいるが who is a doctor. 彼は医者だ (息子が1人いるが,彼は医者だ → 息子は1人)

 ※カンマがあるときは,目的格でも関係詞を省略できない。


15.whatever など ~ever の付く語 高校

 I like 私は好きだ whatever you like.  あなたが好きなことなら何でも

 Whatever you like,あなたの好きなことなら何でも I like it.   私はそれを好きだ

 ※2文は同じ意味。whatever~は上では名詞のはたらき,下では文のはたらきをしている。

whatever~ どんな~でも
whoever(whomever) ~ ~なら誰でも
whichever~ ~ならどれでも
wherever~ ~ならどこでも
whenever~ ~ならいつでも
however~ どんなに~でも

16.疑似関係代名詞 as,than,but 高校 ハイレベル

 接続詞as,but,thanは,関係代名詞のようなはたらきをすることがある。使われ方が決まっているので,語法として暗記しておくとよい。

such A as ~ ちょうど~のようなA

 such fruits as applesちょうどリンゴのような果物

the same A as ~ ~と同じA

 the same bag as yoursあなたのものと同じバッグ

more A than ~ ~よりも多くのA,~よりもむしろA

 He has more money彼はお金を持っている than is needed.必要とするより多くの

 He is more angry彼は怒っている than sad. 悲しむというよりも

There is no A but ~ ~でないAはいない

 There is no one人物はいない but knows the news.そのニュースを知らない → 誰もがそのニュースを知っている

 ※いずれも使用頻度は低い。


17.接続詞

 等位接続詞:2つの文を対等につなぐ。

 He had a bad cold彼は風邪をひき and (he) lost weight. 体重を減らした

 ※ And he lost weight, he had a bad cold. は不可。


 従位接続詞:接続詞に続く文は補足説明をしている。接続詞の多くはこのタイプ。

 He lost weight彼は体重を減らした because he had a bad cold. なぜなら,風邪をひいたので

 = Because he had a bad cold, 風邪をひいたので  he lost weight. 彼は体重を減らした


 1.等位接続詞 一部高校

and~そして~(前置詞としても使われる)
but~しかし~
or~または~(前置詞としても使われる)
so~

そこで~
形容詞の意味は「とても」

for~

なぜなら~(becauseと似た意味)
前置詞の意味は「~のために」「~の間」

yet~

しかし~(butと似た意味)
副詞の意味は「すでに,まだ」

 I was tired私は疲れていた so I went to bed early.そこで,早く寝た

 I went to bed early私は早く寝た for(≒because) I was tired.なぜなら,疲れていたので

 I was tired私は疲れていた yet(≒but) I didn't go to bed early.でも,早く寝なかった


 2.従属接続詞 一部高校

before~~の前に(前置詞としても使われる)
after~~の後で(前置詞としても使われる)
when~~する時
until~~までずっと(前置詞としても使われる)
If~もし~なら
because~なぜなら~
since~

なぜなら~(becauseと似た意味)
前置詞の意味は「~以来」

though~

~にもかかわらず

although~

~にもかかわらず(thoughと似た意味)

even though~

~にもかかわらず(thoughと似た意味)

even if~

たとえ~だとしても

unless~

~でない限り(前置詞としても使われる)

like~

~のように(前置詞としても使われる)


 3.特に注意したい接続詞 高校 ハイレベル

as~なぜなら~(becauseと似た意味)
~しながら~につれて~のように・ような
形容詞・副詞+as で「~にもかかわらず

 I don't have to work 私は仕事をする必要がない as it is Sunday today.なぜなら,今日は日曜日なので

 I used my smart phone 私はスマホを使っていた as I watched TV.テレビを見ながら

 The rain became stronger 雨はますます激しくなった as time passed.時間が経つにつれて

 You should study君は勉強すべきだ as I say.私が言うように

 Young as she is,彼女は若いにもかかわらず she speaks English very well.とても上手に英語を話す

while~~する間(一方で~)~だが

 My mother cooked dinner母は夕食を作っていた while I cleaned the room.私が部屋を掃除していた間

 I drink coffee私はコーヒーを飲む  while I think that tea is healthier.(一方で)紅茶の方が健康によいと思っているが

 My mother likes tea母は紅茶が好きだ  while I like coffee.   (一方で)私はコーヒーが好きだが

nor~
使われ方に注意
nor+助動詞+ A:Aもまた~ない
neither A nor B ~(not eitherAorB ~):AもBも~ない
※norは,上は接続詞,下は前置詞。

 He can't speak English彼は英語が話せないし nor can she.彼女も話せない

 He can neither speak彼は英語を話すことできないし nor write English.書くこともできない










4.助動詞,仮定法過去



英語では,現在のことでもあいまいにしたい場合には過去形で表し,ていねいな表現や事実に反すること(仮定法)に使われる。いずれも日本語にはない表現。

1.助動詞中学

 助動詞がある文では,動詞は常に原形。それぞれの助動詞には,次の2つの意味がある。

○一般的な意味(可能・意思など)

 Dogs犬は can smell a faint odor.   かすかなにおいをかぐことができる

○可能性

 Dogs犬は can sometimes be a nuisance. 時に,迷惑なことがある

過去形 一般的な意味(一般動詞が多い) 可能性(be動詞が多い)
will would

~するつもりだ
(≒be going to~)

~だろう
can could

~できる
(≒be able to~)

~はありうる
(疑問文は「~だろうか」)

must  - ~しなければならない(≒have to~)

~にちがいない

may might ~してもよい ~かもしれない
shall  - ~すべきだ(※注) ~だろう(※注)
should
ought to
 - ~すべきだ ~のはずだ(※注)

(※注)使用される頻度は ひじょうに低い。


2.助動詞の文の否定文・疑問文中2秋以前 日本語と異なる

① 否定文

 助動詞の後に not。

 He can speak English.彼は英語を話すことができる

 → He can not(can't) speak English.彼は英語を話すことができない

② 疑問文

 助動詞を主語の前に。

 He can speak English.彼は英語を話すことができる

 → Can he speak English?彼は英語を話すことができますか?


3.過去形の助動詞の婉曲表現中学 日本語にはない

 助動詞の過去形は,過去を表すのとは別に 控えめな意味やていねいな意味 を表す。過去を表すより,この用法の方が一般的(助動詞の過去の表し方は こちら を参照)。

○過去の意味

 Women could not vote女性は投票できなかった 100 years ago.100年前には

○婉曲表現

 She could(≒can) become an actress.  彼女は女優になることができるかもしれない

 ※can(できる)より意味が弱くなる。

 Could(≒Can) you help me私を手伝ってくれませんか with this work?この仕事で

 ※canよりていねいな意味になる。

would will(~するつもりだ,~だろう)より控えめな意味
could can(~できる,~はありうる)より控えめな意味
might may(~してもよい,~かもしれない)より控えめな意味

4.助動詞の慣用表現中学

Shall I~? 私が~しましょうか(申し出)
Shall we~? 私たちみんなで~しましょうか(勧誘)
Will(=Would,Can,Could) you ~? ~してくれませんか(依頼,勧誘)
Can(=could,may,might) I ~? 私は~できますか(許可)

 ※いずれもwould,could,mightなど 過去形を使うとよりていねいな意味になる。 日本語にはない


 ◯ used to は過去の規則的な習慣,would は不規則な習慣を表すことがある。 高校 ハイレベル

  He used to go to church, 彼は(いつも)教会に行ったが but would sometimes be late. 時々遅刻した


 ◯ shall は,Iとwe以外を主語にして話し手の意思を表すことがある。 高校 超ハイレベル

  My son shall carry your bag. (私は)息子にカバンを運ばせるつもりだ


5.仮定法(仮定法過去)中3夏以降 日本語にはない

 現在の事実に反することは 過去形で表す。

○通常の文(可能性がある)

 I hope私は望む (that) I pass the examination. 試験に受かることを

○仮定法過去(可能性はほとんどない)

 I wish私は望む (that) I passed the examination. 試験に受かることを

 ※仮定法過去では,was の代わりに were を使うことが多い。

 ※hopeとwishはどちらも「望む」という意味の動詞だが,仮定法ではwishを使う。

 ※過去の意味のときと形は同じなので,文脈などから意味を判断する。


1.if~の仮定法過去

 If I were(was) a bird, もし私が鳥なら  I could fly there.  そこへ飛んでいけるのに

 if~のかわりに,with~などを使うこともある。

 With more time, もし時間があれば I could go there. 私はそこに行けるのに


2.as if+仮定法: まるで~のように 高校 ハイレベル

 She talks彼女は話す as if she were(was) a little girl. まるで小さな女の子のように


3.wish の代わりに if only を使うこともある。 高校 超ハイレベル

 If only  I passed the examination. 試験に受かればなぁ (可能性はほとんどない)



6.未来の仮定 高校 超ハイレベル 日本語にはない

○未来の事実に反することも仮定法過去で表すが,if~の文にwere toを使うこともある。

 If the sun were to disappearもし太陽が消えたら (=If the sun disappeared),   we couldn't live. 我々は生きられない

○未来の仮定で,可能性があるときには if~ の文にshouldを使う。

 If you should die, あなたが死んだら your family couldn't live. 家族は生きられない

 ※仮定法ではなく,過去形の助動詞の婉曲表現 ととらえることもできる。











5.完了形,仮定法過去完了



完了形や大過去形,仮定法はいずれも日本語にはない表現で,「have」「had」を使ってさまざまな意味を表す。

1.現在完了形<have(has)+過去分詞> 中3夏以前 日本語にはない

 完了(結果),経験,継続の3つの意味を表す。

 I have studied Chinese私は中国語を勉強し終えたところだ now. 【完了】

 I have studied Chinese私は中国語を勉強したことがある before. 以前 【経験】

 I have studied Chinese私は中国語をずっと勉強している for three years. 3年の間 【継続】

 ※形は同じなので,文脈などからどの意味か判断する。

 ※文によっては,3つの意味を明確に区別できないこともある。

 ※完了形のhave(has,had)は 助動詞。否定文・疑問文 の形は,助動詞の文 と同じ。


2.完了形でよく使われることば中3夏以前

完了 now,just,already(肯定文),yet(疑問文,否定文)
継続 for~,since~,How long~?
経験 before,often,ever(疑問文),never(否定文),once/twiceなど

 ※経験では not ではなく never を使う。


3.完了形のまぎらわしい表現 高校 ハイレベル 日本語にはない

have gone to~ ~へ行ってしまった(その結果いない)【完了】
have been in~ ~にずっといる【継続】
have been to~ ~へ行ったことがある【経験】

4.未来完了形<will have+過去分詞> 高校 日本語にはない

 I will have studied Chinese私は中国語を勉強し終えているだろう by seven. 7時までに 【完了】

 I will have studied Chinese私は中国語をずっと勉強していることになる for three years3年の間 by next month. 来月で 【継続】

 ※未来完了形は 経験の意味ではほとんど使われない。


5.過去完了形<had+過去分詞> 高校 日本語にはない

 I had already studied Chinese. 私は中国語をすでに勉強してしまっていた 【完了】

 I had studied Chinese私は中国語を勉強したことがあった before. 以前 【経験】

 I had studied Chinese私は中国語をずっと勉強していた for three years. 3年の間 【継続】

 ※形は同じなので,文脈などからどの意味か判断する。

 ※文によっては,3つの意味を明確に区別できないこともある。

 ※ 大過去形 と同じ形で,実質的な意味も同じことがある。


6.助動詞などに 過去の意味を添える have(完了形) 高校 ハイレベル 日本語にはない

1.助動詞の過去の意味は「助動詞+have」で表す。
(※以下は全て過去の意味)

 He can't(couldn't) have been rich. 彼が裕福だったはずがない

 He may(=might) have been rich. 彼は裕福だったかもしれない

 He must have been rich. 彼は裕福だったにちがいない

 ※過去形 couldn't,might を使うと意味が弱く(控えめ)になる。must には過去形がない。


【注意】助動詞の過去形(would,could,might,should)が過去を表す場合は,以下に限られる。

 ① 時制の一致

 ② 過去完了大過去仮定法過去完了

  「助動詞の過去形+have」で使われる。

 ③ wouldが過去の不規則な習慣を表す時

  He used to go to church, 彼は(いつも)教会に行ったが but would sometimes be late. 時々遅刻した

 ④ couldが「できた」の意味の時

  I could swim well.    私は上手く泳ぐことができた(過去)

  「かもしれなかった」の時は have を使う。

  I have could(=can) be worng. 私は間違っていたかもしれない(過去)

  ※過去形 could を使うと意味が弱く(控えめ)になる。


2.不定詞や動名詞などの過去の意味も have で表す。

 不定詞

 He is said    彼は言われている(現在) to have been rich.  以前は裕福であったと(過去)

 動名詞

 He boasts of  彼は自慢している(現在) having been rich.    以前は裕福であったことを(過去)

 分詞構文

 He was a good engineer, 彼はよいエンジニアだ(現在) having learned enough skills. 十分な技術を学んでいたので(過去)


7.大過去形<had+過去分詞> 高校 日本語にはない

 過去のさらに過去のことは 大過去形で表す。

 The boy was an orphan. その少年は孤児だった(過去) His parents had died two years before. 両親は2年前に亡くなっていた(大過去)

 ※ 過去完了形 と同じ形で,実質的な意味も同じことがある。


8.時制の一致 一部高校 日本語にはない

 1つ1つの動詞で時(現在,過去,大過去)を表す。that節中などでは 時制が日本語と異なることがある。

 He said  彼は言った(過去) (that) she was sick. 彼女は病気だと(過去)

 He said  彼は言った(過去) (that) she had been sick. 彼女が病気だったと(大過去)

 ※「彼女が病気だった」のは「彼は言った」より前のこと。


 He taught us   彼は我々に教えてくれた(過去) (that) honesty is best. 正直が最善であることを(現在) 【過去+現在】

 ※「正直が最善である」は普遍的な事実なので,現在形で表すことがある(過去形でも可)。


9.仮定法過去完了<had+過去分詞> 高校 日本語にはない

 過去の事実に反することは 大過去形で表す。過去完了形,大過去形と同じ形。

 I wish私は望む (that) I had flown there. (以前)そこに飛んでいけていたらと

 A sensible person分別がある人なら would not have said such a thing. そんなことは言わなかっただろう


◯ if~ の仮定法過去完了

 If I had been a bird, もし私が(以前)鳥だったら I could have flown there. そこに飛んでいくことができたのに

 Ifが省略され,倒置になることがある。ハイレベル

 = Had I been a bird, I could have flown there.











6.比較表現



人やものの性質を表すことばが形容詞,動作のようすを表すことばが副詞。比較では,形容詞や副詞を変化させてさまざまな表現をする。暗記すべき慣用表現が多い。

1.比較表現の基本中3夏以前

① 原級 as~as: 同じくらい~

 Mt.FUji is as high as Mt.Cook. 富士山はクック山と同じくらい高い

② 比較級 ~er: もっと~,さらに,多くの

 Mt.FUji is higher富士山は高い than Mt.Aso. 阿蘇山より

③ 最上級 the ~est: 最も~,ほとんど,多くの

 Mt.FUji is the highest富士山は最も高い in Japn. 日本で

 He runs (the) fastest 彼は最も速く走る in the world. 世界で

 ※副詞では,theは省略するのがふつう。


1.綴りが長いときは,~erの代わりにmore~,~estの代わりにmost~が使われる。

 more beautiful, より美しい the most beautiful最も美しい


2.比較級と最上級は単に名詞を修飾することも多い。

 a taller man背の高い男the tallest man on earth地球上で最も背の高い男


3.最上級では,範囲を示すのにinではなくofが使われることがある。 高校 ハイレベル

 He is the tallest彼は最も背が高い in the class. クラスの中で

 He is the tallest彼は最も背が高い of the three. 3人の中で

 ※主語と同類の名詞を結ぶときはofが使われる。


2.原級の注意点 高校 ハイレベル

 as~as の間に長いことばが入ると,意味を取りにくくなる。

 It is almost as disastrous同じく悲惨だ to win a war戦争に勝つことは as to lose one. 戦争に負けることと

 = To win a war戦争に勝つことは  is almost as disastrous同じく悲惨だ  as to lose one. 戦争に負けることと


3.比較表現の不規則変化 一部高校

 Health is better健康は大切だ than wealth.お金より

原形 比較級 最上級
good (形)よい
well (副)よく,上手に
better best
bad (形)悪い
ill (形)病気で
worse worst
many (形)多くの
much (形) 多くの
more most
little (形)小さい
few (形)少ない
less least

4.比較級,最上級の強弱表現 高校

 Mt.FUji is much higher富士山はよりずっと高い than Mt.Aso. 阿蘇山より

much,far ずっと【比較級】
much,very,by far ずっと【最上級】
a little,a bit 少しだけ【比較級】

5.否定の比較表現の注意点 高校 ハイレベル

1.原級と比較級にnothing,no other~がつくと,最上級の意味になる。

 Nothing is so(=as) preciousゼロのものが同じくらい貴重だ as time. 時間と→ 時間が最も貴重だ

 =Nothing is more preciousゼロのものが貴重だ than time. 時間より

 No other animal is so(=as) largeゼロの他の動物が同じくらい大きい as a whale. クジラと→ クジラが最も大きな動物だ

 =No other animal is largerゼロの他の動物が大きい than a whale. クジラより


2.比較級にnotとnoが付くとき

 not:~でない

  She is not more active彼女は活動的ではない than I. 私より

 no:同じく~でない

  She is no more active彼女は同じく活動的でない than I. 私と

  ※どちらも活動的ではない の意。


3.lessが付くとき

 not less: 二重否定で肯定の意味。

  Truth is not less strange事実は不思議ではない than fiction. 小説より → 小説の方が不思議だ

 no less:同じく~だ

  Truth is no less strange事実は同じく不思議だ than fiction. 小説と → どちらも不思議だ

  ※noは「差がゼロ → 同じ」という意味。


4.数字の前にnot,noがつくとき

 not:~ではない

 not more than 1000 yen → 多くとも1000円

 not less than 1000 yen → 少なくとも1000円

 no:ちょうど~

 no more than 1000 yen → ちょうど1000円しか

 no less than 1000 yen → ちょうど1000円も

 ※noは「差がゼロ → ちょうど~」という意味。


6.原級の慣用表現 高校 ハイレベル

as ~ as ever 相変わらず~これまでにないほどの~
not so much A as B AではなくむしろB
A as well as B Bと同じくAも
not so much as~ ~さえしない
as many as ~ ~もの数(数量を強調)
as often as ~ ~もの数(ひん度を強調)

7.比較級の慣用表現 高校 ハイレベル

比較級+and+比較級 だんだん~ますます~
the+比較級~,the +比較級… ~すればするほど…
(all)the+比較級+ for(=because)~ ~なのでますます…
no longer~,not any more~ もはや~ではない
sooner or later 早かれ遅かれ
more or less 多かれ少なかれ
none the less~ ~にも関わらず

8.最上級の慣用表現 高校 ハイレベル

at best よくても
at (the) earliest 早くても
at (the) most 多くても
at last ついに
do one's best ベストを尽くす
at (the) worst 悪くても
at (the) latest 遅くても
at least 少なくても
at one's best ~の最もよい状態で
not ~ in the least まったく~ない
make the most of~ ~を最大限に利用する
make the best of~ (困難な状況)を最大限に利用する












入試英文トレーニングの文法分類の留意点

(高校入試・大学入試)


1.複数の英文法が使われている場合

 当サービスでは それぞれの文法事項に分けて解説しています。

 (例)I have been waiting for her for 30 minutes.  (現在完了+進行形)

  have:完了形(完了)の解説  waiting:現在分詞の解説


2.文法の明確な分類が難しい場合

 特に以下は明確な特定ができない(必要性がない)場合があるが,当サービスでは 日本語訳に合わせて分類しています。

 ・不定詞の形容詞的用法と副詞的用法  ・関節疑問文と先行詞のない関係詞  ・完了形の意味( 完了,経験,継続)  ・大過去と過去完了形  ・分詞と分詞構文


文部科学省・指導要領では 実用英語を重視しており,文法も 読む・聴く・書くなどの実践において,繰り返し思考・判断・表現することを通して獲得される とされています。以前は文法・語法を中心とした学習が一般的で,キャリキュラムもそれに沿っていましたが,現在では否定されています。実用性に関係のない 細かな語法も 学習の必要がないとされています。文章中に出てくることはありますが,詳細を知らなくても 問題は解けるようになっていることが一般的です。






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