品詞,自動詞と他動詞,5文型
不定詞,動名詞,分詞,進行形,受動態
疑問詞,間接疑問文,関係詞,感嘆文,接続詞
助動詞と過去形が過去を表さないとき
完了形,大過去形,時制の一致,仮定法過去完了
比較を使ったさまざまな表現
※汎用的な英文法事項をまとめており,語法は一部を除き加えていません。また,中1で学習する特に基礎的な内容の一部も加えていません。
※使用している英文はすべて複数のネイティブによるチェックを受けています。
※改変可,著作権表示も不要。必須ではありませんが,当ページへのQRコードは残したままにしていただけましたら幸いです。
品詞には名詞,動詞,形容詞,副詞などがある。
○副詞は動詞や文全体を修飾し「どのように」「どこで」「いつ」などを表す。
場所や時を表す品詞には副詞の他に名詞があるが,名詞の場合は前に前置詞が必要。
He went there yesterday.(どちらも副詞)
He went to the library in the morning.(どちらも名詞)
※everyなどが付くと(every morningなど)副詞句になり,前置詞は不要。
一般動詞の後に置かれ主に「~を」を表す名詞が目的語, be動詞の後に置かれる名詞や形容詞が補語。
○補語を取る動詞にはbe動詞だけではなく,一部の一般動詞(不完全自動詞)もある。keep(状態), become(変化), look(感覚)などが該当。
She is happy.
She became happy.
She looks happy.
○補語には名詞や形容詞だけではなく,分詞(現在分詞,過去分詞)が使われることもある。
She is happy.
She is sleeping. 【現在分詞】
She is satisfied. She is loved.【過去分詞】
※be動詞+現在分詞は進行形,be動詞+過去分詞は受動態。
1語で完結した動詞(swimなど)が自動詞,目的語が必要な動詞(haveなど)が他動詞。
動詞の多くは自動詞と他動詞の両方で使われ意味も変わらないが(studyなど),意味が変わる動詞もある。
He runs every morning. (走る)【自動詞】
He runs small restaurant. (経営している)【他動詞】
○他動詞の中には,<目的語+目的語>を伴うものがある。
My father made me a table. 【SVOO】
○他動詞の中には,<目的語+補語>を伴うものがある。
My father made me a doctor. 【SVOC】
My father made me study English. 【SVOC】
have A B | AにBされる,してもらう td > |
let A B | AがBするのを許可する |
make A B | (むりやり)AにBさせる |
2語以上で名詞を修飾する場合は,まとめて後ろから修飾する。
a way to learn Italian (イタリア語を学ぶ方法) 【不定詞】
a friend living in Italy (イタリアに住む友人) 【現在分詞】
a bag made in Italy (イタリア製のカバン) 【過去分詞】
a bag that I bought in Italy (イタリアで購入したカバン)【関係詞】
主語や目的語が不定詞やthat節のときは,itを使うことがある。
It is hard to study English. 【仮主語it+不定詞】
It is hard that we study English. 【仮主語it+関係詞】
I found it hard to study English. 【仮目的語it+不定詞】高校
I found it hard that we study English. 【仮目的語it+関係詞】高校
強調したい語が文頭に。以下の3パターンが中心。
○文頭が否定語
Little does he know the fact. (その事実に少しも気づいていない)
Not a letter did I receive from him. (彼から1通も手紙を受け取らなかった)
※not,never,hardly,scarcely,rarely,little,no,only,nor,not only but also 等。一見否定語に感じない語も多い。
○文頭が形容詞,副詞
Available is a double bedroom. (ダブルのベッドルームが利用できる)
Well do I know the road. (この道をよく知っている)
○文頭が場所を表す語
On his left sat his mother. (彼の左側には母親が座っていた)
Far away across the sea lies the sunny land of Spain. (海のはるか向こうに,太陽の国スペインがある)
※動詞が主語の前に置かれるが,疑問文の形にはならない。
○節が文頭に来ることもある。ハイレベル
Only when it started to rain did Jim noticed that he didn't have an umbrella.
(雨が降り始めるまで,ジムは自分が傘を持っていないことに気付かなかった)
1.不定詞(名詞的用法),動名詞 <to ~, ~ing>
ふつうの名詞と同じように,主語や目的語,補語になる。
He likes to study English. (~すること)【不定詞(名詞的用法) 】
He likes studying English. (~すること)【動名詞】
○目的語として不定詞,動名詞のどちらかしか取れない動詞もある。
He wants to study English. (wantは不定詞のみ)
He enjoys studying English. (enjoyは動名詞のみ)
○不定詞の前に疑問詞が付くとその意味が添えられる。
how to study English,when to study English
○前置詞の後には動名詞しか置くことができない。
He went to bed after studying English.
○不定詞の受動形(~されること): to being+過去分詞 高校 ハイレベル
He is used to being attacked by critics. (批評家から攻撃されることに慣れている)
○動名詞の意味上の主語は所有格で表す。 高校 ハイレベル
I am sure of his succeeding. (彼の成功を確信している)
名詞を後から修飾し「~するための」などの意味になる。
He knows a good way to study English. (英語を勉強するよい方法) ○おもに文末に置かれ補足説明をする。 He went to America to study English. 【~するために(目的)】 He is happy to study English. 【~して(感情の原因)】 He is clever enough to become a doctor. 【~なんて(判断の根拠)】 (医者になるなんて賢い) He grew up to become a doctor. 【そして~した(結果) 】 (成長して医者になった) Old people are slow to accept new technology. 【形容詞を修飾】 (新しいテクノロジーを受け入れるのが遅い) I cleaned the room for him to take photos. (彼が写真を撮れるように~) It is kind of you to invite me. (招いてくれるとはあなたは親切だ)ハイレベル ※人の性格を表すときはof~。 Everyone wants to be loved by someone. (誰かに愛されたいと思っている) 「~することになっている」という意味になる。 I am to meet him today. (彼に会うことになっている) You are to wait your turn. (自分の番を待たなければならない) 「~している」という意味。形容詞的に使われ,ふつうの形容詞と同じように名詞を修飾したり,be動詞の補語(進行形)になる。 studying boys,boys studying English【名詞を修飾】 Tom is studying English now. (今,勉強している)【進行形】 ※2語以上の場合は,後ろから名詞を修飾(後置修飾)。通常は2語以上のため,後置修飾が一般的。 「~される,された」という意味。形容詞的に使われ,ふつうの形容詞と同じように名詞を修飾したり,be動詞の補語(受動態)になる。 boiled eggs,eggs boiled hard
(ゆでられた卵→ゆで卵)【名詞を修飾】 This egg is boiled. (卵はゆでてある)【受動態】 ※2語以上の場合は,後ろから名詞を修飾(後置修飾)。通常は2語以上のため,後置修飾が一般的。 ※過去分詞には不規則変化も多い。 ○助動詞を含む受動態<助動詞+be+過去分詞> 高校 The car must be repaired. (修理されなければならない) ○進行形の受動態<be動詞+being+過去分詞> 高校 The car is being repaired. (修理されているところだ) ○受動態+不定詞 高校 He is known to be a great writer. (偉大な作家として知られている) ※不定詞で補足説明をしている。 ○感情や被害を表す受動態 I am satisfied with the result. satisfy(満足させる) → satisfied(満足させられている) ※感情や被害はきっかけがあって起こるため,英語では「~される」と受動態で表すことが多い。
3.不定詞(副詞的用法)
4.不定詞の意味上の主語<for~,of~> 高校
5.不定詞の受動態<to be+過去分詞> 高校
6.予定や義務を表す be to~ 高校
7.現在分詞,進行形<~ing>
8.過去分詞,受動態<~ed>
9.現在分詞,過去分詞の注意点 高校 ハイレベル
○意味を取りにくい場合は元の動詞の意味に注意する。
a satisfying result (満足させる結果 → 満足する結果)
a satisfied boy (満足させられた少年 → 満足した少年)
falling snow (降っている雪)
fallen snow (降らされた雪 → 積もった雪)
※satisfyは「(人を)満足させる」,fallは「降る」という意味。
現在分詞1語で「~するとき」,過去分詞1語で「~されているので」など,接続詞の意味を伴うはたらきをする。
Walking down the street, I met him. (道を歩いている時~)
Written in easy English, I like this book. (平易な英語で書かれているので~)
with A + ~ing,~edで付帯状況を表す。ハイレベル
He sat on the bench with his arms waving .(手を振りながら~)
He sat on the bench with his arms crossed. (腕を組んで~)
I advised him to take a rest. (彼に休息をとるように~)
I feel this book to be very interesting. (本をおもしろいと~)
I found the dog barking at me. (犬が私に吠えていることが~)
I found the dog abandoned. (犬が捨てられていることが~)
I saw the dog barking(bark). (犬が吠えていることが~)
I let the dog bark(barking等は不可). (犬に吠えさせてあげた)
I made him clean(to clean等は不可)the room. (彼に部屋を掃除させた)
※sawなど知覚動詞は原形不定詞がくることもある。使役動詞(make, have, let)は必ず原形不定詞がくる。
準動詞には元の動詞の語順(動詞-目的語など)が生きている。
元の語順:communicate with each other
Whales have the ability to communicate with each other. (クジラには互いに意思を伝える能力がある)
What should we do to communicate with each other? (互いに意思を伝えるには何をすべきか)
Communicating(To communicate) with each other is hard. (互いに意思を伝えることは難しい)
Who do you want to talk to? (あなたは誰と話したいのですか)
Who wants to talk to you? (誰があなたと話したいのですか)
※後のように疑問詞が主語のときは,後が肯定文の形になる。
What an exciting movie (this is)!
How exciting (this movie is)!
※( )部分はよく省略される。
○文の前にhowを置いて強調することがある。高校 ハイレベル
How I wish I could travel around the world. (世界中を旅行したいなぁ)
○名詞節になり,ふつうの名詞と同じように主語や目的語,補語などになる。
I know that he drives the car. (彼がその車を運転すること)
Do you know whether(if) he drives the car? (彼がその車を運転するかどうか) 高校
○感情の原因を表すthat節 高校 ハイレベル
I was glad that he was alive. (彼が生きていたことが~)
The fact that he knew it was shocking to me. (彼がそれを知っていたという事実は~)
※「The fact=that he knew it」の関係がある。
The fact that he knew was shocking to me. (彼が知っていた事実は~)【関係代名詞】
※he knew は The fact を修飾している。
名詞節になり,ふつうの名詞と同じように主語や目的語,補語などになる。疑問詞の後は肯定文の語順。
Please tell me when he drives the car. (彼がいつその車に乗るのか教えて下さい)
a boy who(that) loves Emily (エミリーを好きな少年)【主格】
a boy whom(that) Emily loves (エミリーが好きな少年)【目的格】
※目的格の関係代名詞はよく省略される。
a radio which(that) was made in 1980 (1980年に製造されたラジオ)【主格】
a radio which(that) we made in 1980 (1980年に我々が製造したラジオ)【目的格】
※目的格の関係代名詞はよく省略される。
a radio whose speaker broke down (スピーカーが壊れたラジオ)【主格】
a radio whose speaker I broke (スピーカーを私が壊したラジオ)【目的格】
※whoseは人とものの両方に使われる。
what I want (私が欲しいもの)
what is important for me (私にとって重要なこと)
the period when(in which) he worked (彼が働いていた期間)
the company where(in which) he worked (彼が働いていた会社)
※どちらもin whichで代用できる。
○修飾される名詞のはたらきを兼ねることもある。ハイレベル
Spring is when the rainy season begins. (雨季が始まる時期)
This is where I was born and raised. (私が生まれ育った場所)
the reason why we work (我々が働く理由)
how we solved the problem (我々がその問題を解決した方法)
※howは修飾される名詞のはたらきを兼ねている。
カンマがあるときは,その前で一旦意味が切れる。
She has a son who is a doctor. (医者の息子が1人いる →息子は1人とは限らない)
She has a son, who is a doctor. (息子が1人いるが,彼は医者だ →息子は1人だけ)
※カンマがあるときは,目的格でも関係詞を省略できない。
I like whatever you like. (あなたの好きなことなら何でも好きだ)
Whatever you like,I like it. (あなたの好きなことなら何でも,好きだ)
※2文は同じ意味。whatever~は上では名詞のはたらき,下では文のはたらきをしている。
whatever~ | ~なら何でも |
however~ | どんなに~でも |
wherever~ | ~ならどこでも |
whenever~ | ~ならいつでも |
whichever~ | ~ならどれでも |
whoever(whomever) ~ | ~ならだれでも |
○接続詞に続く文は補足説明をしている。接続詞の多くはこのタイプ。
He lost weight because he had a bad cold. 【従位接続詞】(体重を減らしたが,それは風邪をひいたからだ)
○一部の接続詞は,2つの文を対等につなげる。
He had a bad cold and (he) lost weight. 【等位接続詞】(風邪をひいたので,体重を減らした)
※and,or,but,so,for など。
「助動詞+一般動詞」は意思など一般的な意味を表すが,「助動詞+be動詞」は可能性を表すことが多い。
Dogs can smell a faint odor. (犬はかすかなにおいをかぐことができる)【一般的な意味】
Dogs can sometimes be a nuisance. (犬は時に迷惑なことがある)【可能性】
一般的な意味(一般動詞) | 可能性(be動詞) | |
will | ~するつもりだ(≒be going to~) | ~だろう |
can | ~できる(≒be able to~) | ~はありうる(疑問文は「~だろうか」) |
must | ~しなければならない(≒have to~) | ~にちがいない |
may | ~してもよい | ~かもしれない |
should,ought to | ~すべきだ | ~のはずだ |
※shouldはshallの過去形だが,現在を表すことの方が多い。shallは使われ方が限られるので,慣用表現として覚えておいた方がよい。
助動詞の過去形would,could,mightは,過去を表すのとは別に控えめな意味を表す。過去を表すより,この用法の方が一般的。
Women could not vote 100 years ago. (女性は100年前には投票できなかった) 【過去の意味】
She could be an actress someday. ( 彼女はいつか女優になれるだろう) 【控えめな意味】
※canより意味が弱くなる。
Could you help me with this work? (この仕事を手伝ってくれませんか) 【控えめな意味】
※canよりていねいな意味になる。
would | will(~するつもりだ,~だろう)より控えめな意味 |
could | can(~できる,~はありうる)より控えめな意味 |
might | may(~してもよい,~かもしれない)より控えめな意味 |
Shall I~? | 私が~しましょうか(申し出) |
Shall we~? | 私たちみんなで~しましょうか(勧誘) |
Will(Would,Can,Could) you ~? | ~してくれませんか(依頼,勧誘) |
Can(could,may,might) I ~? | 私は~できますか(許可) |
※いずれもwould,could,mightなど過去形を使うとよりていねいな意味になる。
4.shall は,Iとwe以外を主語にして話し手の意思を表すことがある。高校 ハイレベル
My son shall carry your bag. ((私は)息子にカバンを運ばせるつもりだ)
5.will(過去形would)は「どうしても~」と話し手の強い感情を表すことがある。高校 ハイレベル
An accident will happen. (事故はどうしても起こるものだ)
6.used to は過去の規則的な習慣,would は不規則な習慣を表すことがある。高校 ハイレベル
He used to go to church,but would sometimes be late. (彼は(いつも)教会に行ったが,時々遅刻した)
○仮定法では,現在の事実に反することを過去形で表す。
I hope I pass the examination. (試験に受かればなぁ(可能性がある))【通常の文】
I wish I passed the examination. (試験に受かればなぁ(可能性はほとんどない))【仮定法過去】
※hopeとwishはどちらも「望む」という意味の動詞だが,仮定法ではwishを使う。
○wishの代わりにif onlyを使うこともある。高校 ハイレベル
If only I passed the examination. (試験に受かればなぁ(可能性はほとんどない))
○as if+仮定法: まるで~のように 高校 ハイレベル
She talks as if she were(was) a little girl. (彼女はまるで小さな女の子のように話す)
※仮定法過去では,wasの代わりにwereを使うことが多い。
If I were(was) a bird, I could fly there. (もし私が鳥なら,飛んでいけたのに)
○if~のかわりにwith~などを使うこともある。
With more time,I could go there. (もし時間があれば,そこに行けるのに)
○未来の事実に反することも仮定法過去で表すが,if~の文にwere toを使うこともある。
If the sun were to disappear(=If the sun disappeared), we couldn't live.
(もし太陽が消えたら,我々は生きられない)
○未来の仮定で,可能性があるときにはif~の文にshouldを使う。
If you should die,your family couldn't live.
(あなたが死んだら,家族は生きられない)
1.現在完了形<have(has)+過去分詞>
完了(結果),経験,継続の3つの意味を表す。
I have studied Chinese now. (今,勉強し終えたところだ) 【完了】
I have studied Chinese before. (以前勉強したことがある) 【経験】
I have studied Chinese for three years. (3年間ずっと勉強している) 【継続】
※haveには「持つ」の意味が生きている。形は同じなので,文脈などからどの意味か判断する。
完了 | now,just,already(肯定文),yet(疑問文,否定文) |
継続 | for~,since~,How long~? |
経験 | before,often,ever(疑問文),never(否定文),once/twiceなど |
※経験ではnot ではなくneverを使う。
have gone to~ | ~へ行ってしまった(その結果いない)【完了】 |
have been in~ | ~にずっといる【継続】 ~へ行ったことがある【経験】 |
have been to~ | ~へ行ったことがある【経験】 ~へ行ってきたところだ【完了】 |
I had already studied Chinese. (すでに勉強してしまっていた)【完了】
I had studied Chinese before. (以前勉強したことがあった)【経験】
I had studied Chinese for three years. (3年間ずっと勉強していた)【継続】
※hadには「持っていた」の意味が生きている。形は同じなので,文脈などからどの意味か判断する。
I will have studied Chinese by seven. (7時までに勉強し終えているだろう)【完了】
I will have studied Chinese for three years by next month. (来月で3年のあいだずっと勉強していることになる)【継続】
※未来完了形は経験の意味ではほとんど使われない。
完了形は不定詞,動名詞などに過去の意味を添えることがある。
He is said to be rich. (裕福であると言われている)
He is said to have been rich. (以前は裕福であったと(現在)言われている)【不定詞】
He boasts of having been rich. (以前は裕福であったことを(現在)自慢している)【動名詞】
He was a good engineer,having learned enough skills. (十分な技術を学んでいたので)【分詞構文】
助動詞には一般的な意味((例)can:できる)と,可能性を表す意味(can:ありうる)があるが,過去の表し方が異なる。
一般的な意味のときは助動詞の過去形で表すが,可能性を表す意味では上のように「助動詞+have」で表す。
He could swim well. (彼は上手く泳げた)【一般的な意味】
He can't have been rich. (裕福だったはずがない)【可能性】
英語では,過去のさらに過去のことは大過去形で表す。
The boy was an orphan. His parents had died two years before.
(少年は孤児だった(過去形)。両親は2年前に亡くなっていた(大過去形))
※過去完了形と同じ形なので,文脈などからどちらの意味か判断する。
日本語は文末でまとめて時を表すが,英語では1つ1つの動詞で時(現在,過去,大過去)を表す。
He said that she was sick. (彼は彼女が病気であると言った)【過去+過去】
He said that she had been sick. (彼は彼女が(以前)病気だったと言った)【過去+大過去】
※「彼女が病気だった」のは「彼は言った」より前のこと。
He taught us that honesty is best. (彼は正直が最善であることを教えてくれた)【過去+現在】
※「正直が最善である」は普遍的な事実なので,現在形で表すのがふつう。
仮定法では,過去の事実に反することは大過去形で表す。
I wish I had flown there. ((以前)そこに飛んでいけていたらなぁ)
A sensible person would not have said such a thing. (分別がある人ならそんなことは言わなかっただろう)
※過去完了形,大過去形と同じ形なので,文脈などから意味を判断する。
If I had been a bird,I could have flown there.
(もし私が(以前)鳥だったら,そこに飛んでいくことができたのに)
※Ifが省略され,倒置になることがある。ハイレベル
Had I been a bird,I could have flown there.
原級 as~as: 同じく~
Mt.FUji is as high as Mt.Cook. (クック山と同じくらい高い)
比較級 ~er: より~
Mt.FUji is higher than Mt.Aso. (阿蘇山より高い)
最上級 the ~est: 最も~
Mt.FUji is the highest in Japn. (日本で最も高い)
※副詞では,theは省略するのがふつう。
He runs (the) fastest in the world.
as~asのあいだにことばが入ると,意味を取りにくくなる。
It is almost as disastrous to win a war as to lose one. (戦争に勝つことは,負けることと同じく悲惨だ)
= To win a war is almost as disastrous as to lose one.
○綴りが長いときは,~erの代わりにmore~,~estの代わりにmost~が使われる。
more beautiful,the most beautiful
○比較級と最上級は単に名詞を修飾することも多い。
a taller man than him (彼より背の高い男)
the tallest man on earth (地球上で最も背の高い男)
○最上級では,範囲を示すのにinではなくofが使われることがある。高校 ハイレベル
He is the tallest in the class. (クラスの中で)
He is the tallest of the three. (3人の中で)
※主語と同類の名詞を結ぶときはofが使われる。
Health is better than wealth. (健康はお金より大切だ)
原形 | 比較級 | 最上級 |
good (形)よい well (副)よく,上手に |
better | best |
bad (形)悪い ill (形)病気で |
worse | worst |
many (形)多くの much (形) 多くの |
more | most |
little (形)小さい few (形)少ない |
less | least |
Mt.FUji is much higher than Mt.Aso. (阿蘇山よりずっと高い)
much,far | ずっと【比較級】 |
much,very,by far | ずっと【最上級】 |
a little,a bit | 少しだけ【比較級】 |
○原級と比較級にnothing,no other~がつくと,最上級の意味になる。
Nothing is so(as) precious as time.
ゼロのものが時間と同じく貴重だ → 時間が最も貴重だ
=Nothing is more precious than time.
No other animal is so(as) large as a whale.
ゼロの他の動物がクジラと同じ大きさだ → クジラが最も大きな動物だ
=No other animal is larger than a whale.
○比較級にnotとnoが付くとき
not:ふつうの否定語で「~でない」
She is not more active than I. (彼女は私より活動的ではない)
no:「同じく~でない」
She is no more active than I. (彼女は私と同じく活動的でない)
※どちらも活動的ではない の意。
○lessが付くとき
not less: 二重否定で肯定の意味。
Truth is not less strange than fiction. (事実は小説より不思議だ)
no less: 「同じく~だ」
Truth is no less strange than fiction. (事実は小説と同じく不思議だ)
※noは「差がゼロ → 同じ」という意味。
○数字の前にnot,noがつくとき
not:
not more than 1000 yen → 多くとも1000円
not less than 1000 yen → 少なくとも1000円
no:ちょうど~
no more than 1000 yen → ちょうど1000円しか
no less than 1000 yen → ちょうど1000円も
※noは「差がゼロ → ちょうど~」という意味。
as ~ as ever | 相変わらず~,これまでにないほどの~ |
not so much A as B | AではなくむしろB |
A as well as B | Bと同じくAも |
not so much as~ | ~さえしない |
as many as ~ | ~もの数(数量を強調) |
as often as ~ | ~もの数(ひん度を強調) |
比較級+and+比較級 | だんだん~,ますます~ |
the+比較級~,the +比較級… | ~すればするほど… |
(all)the+比較級+ for(because)~ | ~なのでますます… |
no longer~,not any more~ | もはや~ではない |
sooner or later | 早かれ遅かれ |
more or less | 多かれ少なかれ |
none the less~ | ~にも関わらず |
at best | よくても |
at (the) earliest | 早くても |
at (the) most | 多くても |
at last | ついに |
do one's best | 最善を尽くす |
at (the) worst | 悪くても |
at (the) latest | 遅くても |
at least | 少なくても |
at one's best | ~の最もよい状態で |
not ~ in the least | まったく~ない |
make the most of~ | ~を最大限に利用する |
make the best of~ | (困難な状況)を最大限に利用する |