品詞,自動詞と他動詞,5文型
不定詞,動名詞,分詞,進行形,受動態
疑問詞,間接疑問文,関係詞,感嘆文,接続詞
助動詞と過去形が過去を表さないとき
完了形,大過去形,時制の一致,仮定法過去完了
比較を使ったさまざまな表現
※汎用的な英文法事項をまとめており,語法は一部を除き加えていません。また,中1で学習する特に基礎的な内容の一部も加えていません。
※使用している英文は,すべて複数のネイティブによるチェックを受けています。
例文の日本語訳を非表示にし,意味と使われている文法が おおよそ理解できているか チェックしてください。例文のチェックだけで,中学高校の全英文法を確認できます。
※中学1年の基礎内容の一部には例文がありません。
英文法の定着について:
英文法はシンプルですが,定着には時間がかかります。理論を学んだだけでは定着は難しく,多くの英文を読みながら 不明な部分はその都度確認し 時間をかけて定着させていく必要があります。 文部科学省・指導要領でも,文法は,読む・聴く・書くなどの実践において,繰り返し思考・判断・表現することを通して獲得される とされています。
当サービスの入試英文シリーズ(高校入試・大学入試)では,英文中に使用されている おおよそ全ての英文法に一行解説を加えるとともに,当ページの該当部分にリンクを張っています。
品詞には 名詞,動詞,形容詞,副詞 などがある。
・主語,目的語になったり,前置詞の後に置くことができるのは,名詞のみ。
・補語になれるのは,名詞と形容詞のみ。
名詞: 数えられる名詞と数えられない名詞に分け,数えられる名詞では単数の時は a(an)~ ,複数の時は ~s(es) をつける。日本語ではしない
動詞: be動詞と一般動詞に分けられる。日本語ではしない
be動詞:おもに「何だ」「どんなだ」と 状態や様子を表す。
一般動詞:おもに「どうする」と 動作を表す。
※1つの文に動詞は必ず1つで(接続詞でつながった文を除く),一般動詞でない文ではbe動詞が必要。
※準動詞 は動詞ではなく,名詞や形容詞,副詞の働きをする。
副詞: 動詞や文全体を修飾し,「どのように」「どこで」「いつ」などを表す。名詞の場合は,前に前置詞が必要。
He went there yesterday. (どちらも副詞)
He went to the library in the morning. (どちらも名詞)
※everyなどが付くと副詞句になり(every morningなど),前置詞は不要。
主語が 一人称(I,We),二人称(You),三人称(その他すべて)のときで,動詞の形が変化する。
1.be動詞
一人称単数のときと 三人称単数のとき に注意。
① 現在形のとき
単数 | 複数 | |
一人称 | I am ~ | We are ~ |
二人称 | You are ~ | You are ~ |
三人称 | He (She, it など) is ~ | They are ~ |
② 過去形のとき
単数 | 複数 | |
一人称 | I was ~ | We were ~ |
二人称 | You were ~ | You were ~ |
三人称 | He (She, it など) was ~ | They were ~ |
2.一般動詞
① 現在形のとき
主語が三人称単数のときのみ,動詞に ~s(es) が付く。
He plays soccer every day.
They play soccer every day.
② 過去形のとき
主語に関係なく,動詞に ~ed が付く(不規則変化も多い)。
He played soccer yesterday
1.be動詞の後に置かれる 形容詞や名詞が補語。
He is happy. (形容詞)
He is a happy man. (名詞のまとまり)
※be動詞の前後には イコールの関係がある。
He is in the room.
※be動詞は「存在する」という意味。in the room は補語ではない。
2.補語を取る動詞にはbe動詞だけではなく,一部の一般動詞(不完全自動詞)もある。
He is happy.
He became happy. (一般動詞)
He looks happy. (一般動詞)
※keep(状態), become(変化), look(感覚)など。
一般動詞の後に置かれ,主に「~を」を表す名詞が目的語。
動詞には,常に目的語が不要な 自動詞(swimなど),目的語が必要な 他動詞(haveなど)もあるが,動詞の多くは自動詞と他動詞の両方で使われ 意味も変わらない。
1.一部の動詞は,自動詞と他動詞で 意味が変わる。
He runs every morning. 【自動詞】
He runs small restaurant. 【他動詞】
2.他動詞の中には,<目的語+目的語>を伴うものがある。
My father made me a table. 【SVOO】
= My father made a table for me . 【SVO】
※実際の英語では SVOOはあまり使われず,通常は 下のようにfor~,to~で表す。
3.他動詞の中には,<目的語+補語>を伴うものがある。
My father made me a doctor. 【SVOC】
2語以上で名詞を修飾する場合は,まとめて後ろから修飾する。
a way to learn Italian 【不定詞】中2秋以前
a friend living in Italy 【現在分詞】中3夏以降
a bag made in Italy 【過去分詞】中3夏以降
a bag (that) I bought in Italy 【関係詞】中3夏以降
実際の主語・目的語は,後の 不定詞 や that節 など。
It is hard to study English. 【仮主語it+不定詞】中2秋以前
It is hard (that) we study English. 【仮主語it+that節】中2秋以前
I found it hard to study English. 【仮目的語it+不定詞】高校
I found it hard (that) we study English. 【仮目的語it+that節】高校
強調したい語が文頭に。以下の①~③が中心。
① 文頭が否定語
Little does he know the fact.
Not a letter did I receive from him.
② 文頭が形容詞,副詞
Available is a double bedroom.
Well do I know the road.
③ 文頭が場所を表す語
On his left sat his mother.
Far away across the sea lies the sunny land of Spain.
※動詞が主語の前に置かれるが,疑問文の形にはならない。
④ 節が文頭に来ることもある。ハイレベル
Only when it started to rain did Jim noticed (that) he didn't have an umbrella.
ふつうの名詞と同じように,主語や目的語,補語になる。
I like to study English. (~すること)【不定詞=名詞的用法】
I like studying English. (~すること)【動名詞】
be動詞の場合は「~であること・なること」等。
I like to be busy. (~であること)【不定詞=名詞的用法】
I like being busy. (~であること)【動名詞】
1.目的語として不定詞,動名詞のどちらかしか取れない動詞もある。中2秋以前
I want to study English. (wantは不定詞のみ)
I enjoy studying English. (enjoyは動名詞のみ)
2.前置詞の後には動名詞しか置くことができない。中2秋以前
I went to bed after studying English.
3.不定詞の受動形(~されること): to be+過去分詞 高校
I want to be loved by someone.
4.動名詞の受動形(~されること): being+過去分詞 高校
I am used to being criticized by critics.
※be used to ~ing(動名詞):~することに慣れている
5.動名詞の意味上の主語は所有格で表す。 高校
I am sure of his succeeding.
I am sure of Tom's succeeding.
不定詞(名詞的用法)の前に疑問詞が付くと その意味が添えられ,名詞のまとまりになる。
how to study English, when to study English
「~するための」など。前の名詞を修飾する。
He knows a good way to study English.
おもに文末に置かれ,目的・理由・原因などを添えたり,形容詞を修飾する。
He went to America to study English. 【~するために(目的)】
He is happy to study English. 【~して(感情の原因)】
He is clever enough to become a doctor. 【~なんて(判断の根拠)】
Old people are slow to accept new technology. 【形容詞を修飾】
※形容詞の slow を修飾。
He grew up to become a doctor. 【そして~した(結果)】 高校
◯形容詞的用法との 明確な区別ができない場合がある。
I need some money to buy books.
「本を買うためのお金」→ 形容詞的用法
「本を買うためにお金が必要」→ 副詞的用法
※形容詞的では名詞(money)を,副詞的用法では文全体(I need some money)を修飾している。
I cleaned the room for him to take photos. 中3夏以降
It is kind of you to invite me. 高校
※人の性格を表すときは of~。
Everyone wants to be loved by someone.
「~することになっている」という意味になる。
I am to meet him today.
You are to wait your turn.
※実際の英語ではほとんど使われない。
形容詞的に使われ,ふつうの形容詞と同じように名詞を修飾したり,be動詞の補語(進行形)になる。
① 名詞を修飾中3夏以降
The studying boy is Tom.
The boy studying English is Tom.
※2語以上の場合は,後ろから名詞を修飾(後置修飾)。通常は2語以上のため,後置修飾が一般的。
② 進行形中2秋以前
Tom is studying English now.
動作や行為を強調したり,確実な予定を表すこともある。
He is wearing a tie today.
He is living in Tokyo.
He is taking the eight o'clock flight tomorrow.
③ SVO+現在分詞 高校
I often see him playing games.
I often spend time playing games.
※現在分詞は,文法的には C(補語)のはたらきをしている。
形容詞的に使われ,ふつうの形容詞と同じように名詞を修飾したり,be動詞の補語(受動態)になる。
※過去分詞には不規則変化も多い。
① 名詞を修飾中3夏以降
I like boiled eggs .
I like eggs boiled hard .
※2語以上の場合は,後ろから名詞を修飾(後置修飾)。通常は2語以上のため,後置修飾が一般的。
② 受動態中3夏以前
This egg is boiled.
感情や被害はきっかけがあって起こるため,英語では「~される」と受動態で表すことが多い。
I am satisfied with the result.
※受動態ではなく,形容詞(satisfied=満足している)と認識されることも多い。
③ SVO+過去分詞 高校
I often see him surrounded by fans.
He often spends time surrounded by fans.
※過去分詞は,文法的には C(補語) のはたらきをしている。
1.助動詞を含む受動態 <助動詞+be+過去分詞> 高校
The car must be repaired.
2.進行形の受動態 <be動詞+being+過去分詞> 高校
The car is being repaired.
3.受動態+不定詞 高校
He is known to be a great writer.
※不定詞で補足説明をしている。
元の動詞の意味に注意する。
a satisfying result (満足させる結果 → 満足する結果)
a satisfied boy (満足させられた少年 → 満足した少年)
falling snow (降っている雪)
fallen snow (降らされた雪 → 積もった雪)
※satisfyは「(人を)満足させる」,fallは「降る」という意味。
現在分詞 1語で「~なので」,過去分詞 1語で「~されているので」など。補足して意味を取る必要がある。
Getting tired, I went home.
Written in easy English, I like this book.
1.接続詞を伴うこともある。
While coming home from work, I saw the beautiful sky.
※接続詞がなくても意味は変わらない。
2.主語が異なる場合は,前に主語が付くこともある。
The night coming, I went home.
3.with A + ~ing,~edで付帯状況を表す。ハイレベル
He sat on the bench with his arms waving .
He sat on the bench with his arms crossed.
I advised him to take a rest.
I feel this book to be very interesting.
I saw the dog bark(=barking).
※see,hear,feel など 知覚動詞は,to不定詞ではなく原形不定詞がくる。分詞も可能。
1.使役動詞+人+不定詞
My father made me study English.
have A B(原形不定詞) get A B(to不定詞) |
AにBされる,してもらう |
let A B(原形不定詞) allow A B(to不定詞) |
AにBされる(許可する) |
make A B(原形不定詞) force A B(to不定詞) |
(むりやり)AにBさせる |
help A B(原形不定詞) | (手助けして)AにBさせる |
準動詞には,元の動詞の語順(動詞-目的語など)が生きている。
元の語順:communicate with each other
Whales have the ability to communicate with each other.
What should we do to communicate with each other?
Communicating(=To communicate) with each other is hard.
Who do you want to talk to?
Who wants to talk to you?
※後のように疑問詞が主語のときは,後が肯定文の形になる。
what | 何 |
who | だれ |
where | どこ |
when | いつ |
why | なぜ |
which | どちら |
whose | だれの |
how | どのように |
what time | 何時 |
what day | 何曜日 |
how old | 何歳 |
how long | どれくらいの長さ・期間 |
how often | 何回(頻度) |
how much | いくら |
how far | どれくらいの距離 |
how many | いくつ |
① What+名詞
What an exciting movie (this is)!
② How+形容詞か副詞
How exciting (this movie is)!
※( )部分はよく省略される。
名詞節のまとまり。ふつうの名詞と同じように主語や目的語,補語などになる。
① that~:~ということ中2秋以前
I know (that) he drove the car.
I told the police (that) he drove the car.
② whether(=if)~:~かどうかということ 高校
Do you know whether(=if) he drives the car?
※whetherの方が使用範囲が広く,主語や補語になることもある。
1.感情の原因を表す that節 高校
I was glad (that) he was alive.
2.that節の構文 高校
so~ (that)-:とても~で-:
English is so hard (that) I cannot master it.
= English is too hard (for me) to master.
so (that)~:~するために:
I study English very hard so (that) I can pass the exam.
疑問詞が使われるが,後は肯定文の語順。名詞のまとまりになり,ふつうの名詞と同じように主語や目的語,補語などになる。
Do you know when he drives the car.
※関係代名詞what,関係副詞 when・where,why,how(修飾される名詞の働きを兼ねるとき)と形が全く同じで,実質的な意味も同じ。
a boy who(=that) loves Emily (エミリーを好きな少年)【主格】
a boy (whom(=who,that)) Emily loves (エミリーが好きな少年)【目的格】
※複数形でも使う。目的格の関係代名詞はよく省略される。
※実際の英語では,whom はほとんど使われない。
a radio which(=that) was made in 1980 (1980年に製造されたラジオ)【主格】
a radio (which(=that)) we made in 1980 (1980年に我々が製造したラジオ)【目的格】
※複数形でも使う。目的格の関係代名詞はよく省略される。
○前置詞+which 高校
the contry in which (=where) the radio was made (ラジオが作られた国)
the contry from which the radio was imported (ラジオが輸入された国)
※in which(そこで),from which(そこから)と 接続詞の意味が添えられる。
what I want, what is important for me
※複数形でも使う。修飾される名詞のはたらきを兼ねている。
※間接疑問文 と形が全く同じで,実質的な意味も同じ。
a radio whose speaker broke down (スピーカーが壊れたラジオ)【主格】
a radio whose speaker I broke (スピーカーを私が壊したラジオ)【目的格】
※複数形でも使う。人とものの両方に使われる。
the period (when(=in which)) he worked (彼が働いていた期間)
the company (where(=in which)) he worked (彼が働いていた会社)
※どちらも in which で代用できる。when,where は省略されることがある。
○修飾される名詞のはたらきを兼ねることもある。
Spring is when the rainy season begins.
This is where I was born and raised.
※間接疑問文 と形が全く同じで,実質的な意味も同じ。
the reason why we work (我々が働く理由)
two reasons why we work (我々が働く2つの理由)
※why は省略されることがある。
○修飾される名詞のはたらきを兼ねることもある。
This is why we work.
※間接疑問文 と形が全く同じで,実質的な意味も同じ。
how we solved the problem
= the way we solved the problem
when,where,why の代わりに使われる。
the period (that(=when)) he worked (彼が働いていた期間)
the company (that(=where)) he worked (彼が働いていた会社)
the reason (that(=why)) we work (我々が働く理由)
※関係副詞は いずれも省略できる。関係副詞thatは,実際の英語ではほとんど使われない。
○同格の that「~という」
直前の名詞を説明。fact(事実),rumor(うわさ),news(知らせ),hope(希望)など 抽象的な名詞 が多い。
The fact that he knew it was shocking to me.
※「The fact=that he knew it」の関係。「that he knew it」で文として成り立つ。that は通常 省略しない。
※実際の英語ではほとんど使われない。
The fact (that) he knew was shocking to me.
※he knew は The fact を修飾。「he knew (the fact)」で文として成り立つ。
カンマがあるときは,その前で一旦意味が切れる。
She has a son who is a doctor. (医者の息子が1人いる →息子は1人とは限らない)
She has a son, who is a doctor. (息子が1人いるが,彼は医者だ →息子は1人)
※カンマがあるときは,目的格でも関係詞を省略できない。
I like whatever you like.
Whatever you like, I like it.
※2文は同じ意味。whatever~は上では名詞のはたらき,下では文のはたらきをしている。
whatever~ | どんな~でも・たとえ~でも |
whoever(whomever) ~ | ~なら誰でも・たとえ~でも |
whichever~ | ~ならどれでも・たとえ~でも |
wherever~ | ~ならどこでも・たとえ~でも |
whenever~ | ~ならいつでも・たとえ~でも |
however~ | どんなに~でも・たとえ~でも |
従位接続詞:接続詞に続く文は補足説明をしている。接続詞の多くはこのタイプ。
He lost weight because he had a bad cold.
= Because he had a bad cold, he lost weight.
等位接続詞:一部の接続詞は,2つの文を対等につなぐ。
He had a bad cold and (he) lost weight.
※ And he lost weight, he had a bad cold. は不可。
※and,but,or(さもないと),so(そこで) など。
○一般的な意味(可能・意思など)
Dogs can smell a faint odor.
○可能性
Dogs can sometimes be a nuisance.
一般的な意味(一般動詞が多い) | 可能性(be動詞が多い) | |
will | ~するつもりだ(≒be going to~) | ~だろう |
can | ~できる(≒be able to~) | ~はありうる(疑問文は「~だろうか」) |
must | ~しなければならない(≒have to~) | ~にちがいない |
may | ~してもよい | ~かもしれない |
shall | ~すべきだ(willより堅苦しい) | ~だろう(willより堅苦しい) |
should,ought to | ~すべきだ | ~のはずだ |
助動詞の過去形は,過去を表すのとは別に 控えめな意味やていねいな意味 を表す。過去を表すより,この用法の方が一般的(助動詞の過去の表し方は こちら を参照)。
○過去の意味
Women could not vote 100 years ago.
○婉曲表現
She could(≒can) become an actress.
※can(できる)より意味が弱くなる。
Could(≒Can) you help me with this work?
※canよりていねいな意味になる。
would | will(~するつもりだ,~だろう)より控えめな意味 |
could | can(~できる,~はありうる)より控えめな意味 |
might | may(~してもよい,~かもしれない)より控えめな意味 |
Shall I~? | 私が~しましょうか(申し出) |
Shall we~? | 私たちみんなで~しましょうか(勧誘) |
Will(=Would,Can,Could) you ~? | ~してくれませんか(依頼,勧誘) |
Can(=could,may,might) I ~? | 私は~できますか(許可) |
※いずれもwould,could,mightなど 過去形を使うとよりていねいな意味になる。 日本語にはない
◯ shall は,Iとwe以外を主語にして話し手の意思を表すことがある。 高校 ハイレベル
My son shall carry your bag.
◯ used to は過去の規則的な習慣,would は不規則な習慣を表すことがある。 高校 ハイレベル
He used to go to church, but would sometimes be late.
現在の事実に反することは 過去形で表す。
○通常の文(可能性がある)
I hope (that) I pass the examination.
○仮定法過去(可能性はほとんどない)
I wish (that) I passed the examination.
※仮定法過去では,was の代わりに were を使うことが多い。
※hopeとwishはどちらも「望む」という意味の動詞だが,仮定法ではwishを使う。
※過去の意味のときと形は同じなので,文脈などから意味を判断する。
1.if~の仮定法過去
If I were(was) a bird, I could fly there.
if~のかわりに,with~などを使うこともある。
With more time, I could go there.
2.wish の代わりに if only を使うこともある。 高校 ハイレベル
If only I passed the examination. (可能性はほとんどない)
3.as if+仮定法: まるで~のように 高校 ハイレベル
She talks as if she were(was) a little girl.
○未来の事実に反することも仮定法過去で表すが,if~の文にwere toを使うこともある。
If the sun were to disappear (=If the sun disappeared), we couldn't live.
○未来の仮定で,可能性があるときには if~ の文にshouldを使う。
If you should die, your family couldn't live.
※仮定法ではなく,過去形の助動詞の婉曲表現 ととらえることもできる。
完了(結果),経験,継続の3つの意味を表す。
I have studied Chinese now. 【完了】
I have studied Chinese before. 【経験】
I have studied Chinese for three years. 【継続】
※形は同じなので,文脈などからどの意味か判断する。
※文によっては,3つの意味を明確に区別できないこともある。
完了 | now,just,already(肯定文),yet(疑問文,否定文) |
継続 | for~,since~,How long~? |
経験 | before,often,ever(疑問文),never(否定文),once/twiceなど |
※経験では not ではなく never を使う。
have gone to~ | ~へ行ってしまった(その結果いない)【完了】 |
have been in~ | ~にずっといる【継続】 ~へ行ったことがある【経験】 |
have been to~ | ~へ行ったことがある【経験】 ~へ行ってきたところだ【完了】 |
I will have studied Chinese by seven. 【完了】
I will have studied Chinese for three years by next month. 【継続】
※未来完了形は 経験の意味ではほとんど使われない。
I had already studied Chinese. 【完了】
I had studied Chinese before. 【経験】
I had studied Chinese for three years. 【継続】
1.助動詞の過去の意味は「助動詞+have」で表す。
(※以下は全て過去の意味)
He can't(couldn't) have been rich.
He may(=might) have been rich.
He must have been rich.
※過去形 couldn't,might を使うと意味が弱く(控えめ)になる。must には過去形がない。
【注意】助動詞の過去形(would,could,might,should)が過去を表す場合は,以下に限られる。
① 時制の一致
「助動詞の過去形+have」で使われる。
He used to go to church, but would sometimes be late.
④ couldが「できた」の意味の時
I could swim well.
「かもしれなかった」の時は have を使う。
I have could(=can) be worng.
※過去形 could を使うと意味が弱く(控えめ)になる。
2.不定詞や動名詞などの過去の意味も have で表す。
He is said to have been rich.
He boasts of having been rich.
He was a good engineer, having learned enough skills.
過去のさらに過去のことは 大過去形で表す。
The boy was an orphan. His parents had died two years before.
※ 過去完了形 と同じ形で,実質的な意味も同じことがある。
1つ1つの動詞で時(現在,過去,大過去)を表す。that節中などでは 時制が日本語と異なることがある。
He said (that) she was sick.
He said (that) she had been sick.
※「彼女が病気だった」のは「彼は言った」より前のこと。
He taught us (that) honesty is best. 【過去+現在】
※「正直が最善である」は普遍的な事実なので,現在形で表すことがある(過去形でも可)。
過去の事実に反することは 大過去形で表す。過去完了形,大過去形と同じ形。
I wish (that) I had flown there.
A sensible person would not have said such a thing.
◯ if~ の仮定法過去完了
If I had been a bird, I could have flown there.
Ifが省略され,倒置になることがある。ハイレベル
= Had I been a bird, I could have flown there.
① 原級 as~as: 同じくらい~
Mt.FUji is as high as Mt.Cook.
② 比較級 ~er: もっと~,さらに,多くの
Mt.FUji is higher than Mt.Aso.
③ 最上級 the ~est: 最も~,ほとんど,多くの
Mt.FUji is the highest in Japn.
He runs (the) fastest in the world.
※副詞では,theは省略するのがふつう。
1.綴りが長いときは,~erの代わりにmore~,~estの代わりにmost~が使われる。
more beautiful, the most beautiful
2.比較級と最上級は単に名詞を修飾することも多い。
a taller man, the tallest man on earth
3.最上級では,範囲を示すのにinではなくofが使われることがある。 高校 ハイレベル
He is the tallest in the class.
He is the tallest of the three.
※主語と同類の名詞を結ぶときはofが使われる。
as~as の間に長いことばが入ると,意味を取りにくくなる。
It is almost as disastrous to win a war as to lose one.
= To win a war is almost as disastrous as to lose one.
Health is better than wealth.
原形 | 比較級 | 最上級 |
good (形)よい well (副)よく,上手に |
better | best |
bad (形)悪い ill (形)病気で |
worse | worst |
many (形)多くの much (形) 多くの |
more | most |
little (形)小さい few (形)少ない |
less | least |
Mt.FUji is much higher than Mt.Aso.
much,far | ずっと【比較級】 |
much,very,by far | ずっと【最上級】 |
a little,a bit | 少しだけ【比較級】 |
1.原級と比較級にnothing,no other~がつくと,最上級の意味になる。
Nothing is so(=as) precious as time. → 時間が最も貴重だ
=Nothing is more precious than time.
No other animal is so(=as) large as a whale. → クジラが最も大きな動物だ
=No other animal is larger than a whale.
2.比較級にnotとnoが付くとき
not:ふつうの否定語で「~でない」
She is not more active than I.
no:「同じく~でない」
She is no more active than I.
※どちらも活動的ではない の意。
3.lessが付くとき
not less: 二重否定で肯定の意味。
Truth is not less strange than fiction. → 小説の方が不思議だ
no less: 「同じく~だ」
Truth is no less strange than fiction. → どちらも不思議だ
※noは「差がゼロ → 同じ」という意味。
4.数字の前にnot,noがつくとき
not:
not more than 1000 yen → 多くとも1000円
not less than 1000 yen → 少なくとも1000円
no:ちょうど~
no more than 1000 yen → ちょうど1000円しか
no less than 1000 yen → ちょうど1000円も
※noは「差がゼロ → ちょうど~」という意味。
as ~ as ever | 相変わらず~,これまでにないほどの~ |
not so much A as B | AではなくむしろB |
A as well as B | Bと同じくAも |
not so much as~ | ~さえしない |
as many as ~ | ~もの数(数量を強調) |
as often as ~ | ~もの数(ひん度を強調) |
比較級+and+比較級 | だんだん~,ますます~ |
the+比較級~,the +比較級… | ~すればするほど… |
(all)the+比較級+ for(=because)~ | ~なのでますます… |
no longer~,not any more~ | もはや~ではない |
sooner or later | 早かれ遅かれ |
more or less | 多かれ少なかれ |
none the less~ | ~にも関わらず |
at best | よくても |
at (the) earliest | 早くても |
at (the) most | 多くても |
at last | ついに |
do one's best | 最善を尽くす |
at (the) worst | 悪くても |
at (the) latest | 遅くても |
at least | 少なくても |
at one's best | ~の最もよい状態で |
not ~ in the least | まったく~ない |
make the most of~ | ~を最大限に利用する |
make the best of~ | (困難な状況)を最大限に利用する |
(高校入試・大学入試)
1.全英文法を解説
中1で学習する 特に基礎的な内容の一部は除。語法は,ルビ訳として表記する他,日本語訳の下部に補足(特に高校入試)。
2.複数の英文法が使われている場合
それぞれの文法事項を分けて解説。
(例)I have been waiting for her for 30 minutes. (現在完了+進行形)
have:完了形(完了)の解説 waiting:現在分詞の解説
3.文法の明確な分類が難しい場合
特に以下は明確な特定ができない(必要性がない)場合がある。
・不定詞の形容詞的用法と副詞的用法 ・関節疑問文と先行詞のない関係詞 ・完了形の意味( 完了,経験,継続) ・大過去と過去完了形 ・分詞と分詞構文
※近年の入試は実用重視になり,実用とかけ離れた英文法学習(文法問題のためだけの英文法学習)は不要になりつつあります。
※改変可,著作権表示も不要。