チャンクリーディングとは |
具体的には,前置詞, 接続詞, 関係詞, 不定詞, 動名詞, 分詞, that節・疑問詞節・whether 節の前 で区切ります。
区切る語彙は おおよそ決まっているので, 慣れれば8割を機械的に行うことができます。
特に 主語が長い場合と 挿入に注意。EEvideoでは, 主語が長い場合に [ ] , 挿入に [[ ]] を添えています。
EEvideoでのトレーニング |
サポートとして,英文中に区切りや文構造を添えることができます(非表示にすることも可能)。
日本語を介さずに,英語の語順や表現のまま 理解できる範囲を広げていきます。
英語の表現のままでは理解できない場合には,最小限の意訳 をします。
学習効果 |
受験間近の中学3年生に対し,チャンクリーディングの授業を行ったところ,通常の授業よりも 理解度や読解速度に大きな上昇が見られました。
認知心理学者 George Armitage Miller の研究では,ネイティブにおいても 英文は最大5~9語ごとに理解していくのが効率的であるとされ,これはチャンクリーディングで分割される語彙数と一致します。
脳において,言語はブローカ野とウェルニッケ野で処理されますが,理解はウェルニッケ野で行われることが判明しています(Pierre Paul Broca,Carl Wernicke 他)。
大学生にチャンクリーディングの授業を行ったところ,授業が進むに連れ ウェルニッケ野にのみ活性化(血流量の増大)が見られ,効率的な言語処理が行われることが確認されました。