文部科学省「個別最適な学び」に沿って開発しました。
文科省は,語彙等のサポートにより 早期からの読解トレーニングを奨励しています。
ルビ訳: 高校レベル以上の語彙(レベル調整可・非表示可)。動詞は原形の意味をカッコ付きで表示。
文構造: 英文中に / 区切り, [ ] 長い主語,[[ ]] 挿入 を表示(非表示可)。
音声 : 速度は 約145ワード / 分(変更可)。 は収録音声のタイム。
※単語アプリと連動させ,ユーザーごとに 学習済みの語彙のルビ訳 を非表示時にすることも可能です。
※ルビ訳を非表示にした語彙は緑色になり,マウスでカーソルを当てると(スマホではタップ)訳が表示されます。
※中1の特に基本的なものを除き,英文中の 全ての英文法 に解説が表示されます。
※以下は一例。ユーザーのレベルや好みに合わせて調整してください。
※2022年度の 共通テスト・リーディング は 合計で 約6000ワード。初読に42分,図表に13分,解くことに25分(再読も含)を費やした場合,初読に必要なスピードは 約145ワード / 分 です。
○2A: 広告(スマートサポート・シューズ) '2:38
○2B: レポート(通学時間を有効に使うための学生プロジェクト) '2:29
○3A: ニュースレター(キャンプで快適に過ごすコツ) '1:42
○3B: ブログ(子供のためのアドベンチャー・ルーム) '2:33
○4: 研究記事(反復学習の弊害と改善策) '4:39
○5: 物語(卓球から学んだ教訓) '5:21
○6A: 論説(収集趣味の考察) '5:17
○6B: 論説(驚異の生物クマムシ) '5:42
○2A: 商品批評(超小型の財布) '1:55
○2B: 記事(イギリスでの2週間の英語留学) '2:19
○3A: 記事(ある中学生のコイ飼育) '1:58
○3B: エッセイ(大学生のプレゼンテーション・スキル向上) '2:21
○4: メール(コミュニティ菜園での栽培計画) '3:41
○5: 物語(画家になるために必用なこと) '5:12
○6A: 記事(水生生物とのコミュニケーション) '5:39
○6B: 記事(驚異の素材グラファイト) '5:06
○2B:
記事(英国のペットオーナーの傾向とペットを飼う利点)
2:00
○3A:
ブログ(日本文化の紹介イベントの体験記)
2:01
○3B:
記事(英国の登山日記)
3:00
○4:
ブログ(米国留学予定者の家電購入)
3:26
○5:
伝記(テレビの発明家 フィロ・ファーンズワース)
5:02
○6A:
論説(朝型人間と夜型人間の傾向)
5:18
○6B:
論説(プラスチックのリサイクル)
5:47
○2B:
論説(近年の米国の小学校での昼食前に昼休みを取る傾向)
2:03
○3A:
ブログ(環境保護EXPOでの体験記)
1:37
○3B:
記事(英国のある犬シェルター)
2:25
○4:
メール(外国人ホームステイ者とのやり取り)
3:31
○5:
伝記(フランスの海洋保護活動家)
5:19
○6A:
論説(虚偽の記憶はなぜ作られるのか)
6:00
○6B:
論説(長さ等の尺度の使用の歴史)
5:15
○3A:
WEB投稿(ホテル宿泊の相談)
1:47
○3B:
広報(国際交流センター修繕基金のボランティア募集)
2:24
○4:
メール(姉妹校からの訪問者受け入れ準備)
3:29
○5:
伝記(牛のジャンプショー)
5:06
○6A:
論説(アイスホッケーの安全への試み)
4:53
○6B:
論説(様々な甘味料の利点と欠点)
4:50
○3A:
ブログ(遊園地での体験記)
1:45
○3B:
伝記(英国のあるミュージシャンの半生)
2:28
○4:
メール(訪日外国人の消費行動の国による違い)
2:44
○5:
伝記(謎のストリート・フォトグラファー)
4:45
○6A:
論説(演劇に多様性を導入する試み)
4:04
○6B:
論説(口内健康の重要性の近年の傾向)
5:25
※1分あたりの発話量は,voaスペシャルイングリッシュ 100ワード,CNNやBBCニュース 180ワード,アニメ 160~200ワード です(参考資料)。
学校の授業 |
授業はすべて英語(日本語は原則禁止)。従来型の文法を重視し 論理的に思考する授業から大きく変化。 ※オールイングリッシュの授業は,2018年度から段階的に導入され,中学では2021年度から,高校では2022年度から完全実施。 |
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語彙数: 中学終了時の学習語彙数は 約1200語→2400語,高校終了時の学習語彙数は 約3400語→5800語 に増加。 ※中学は2021年度より,高校は2022年度より(参考資料)。 文法・語法: 感嘆文,原型不定詞,現在完了進行形,仮定法 等,高校の学習内容の多くが中学の学習内容に移行。 |
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・「読む」「聴く」力は大きく向上。 ・文法力が弱く,高度な英文を「書く」「話す」力は低下傾向。 |
従来の指導要領では,語彙・文法・語法などを 段階的に学習し,読む・聴くなどのトレーニングも 学習済みの知識の範囲内で行なうのがよい とされてきました。近年の指導要領では 「使える英語」を重視し,早い段階から 積極的に生(なま)の英語に触れることが奨励されています。
英文量 |
極端に長文化(30年前の2.4倍(試験時間は同)) ・入試英文のほとんどを 一読で理解する必要がある。 |
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読解問題のみ ・文法や語法,語彙 等を問う問題は 一切出題されず。 |
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速読力,情報処理力 ・思考力を問うよりも,「使える英語」を重視した速読力,情報処理力を問う傾向。 ・従来型の論説文に加えて,WEBサイトやメール,SNS 等から,名称・場所・日時・イベント・順序 等の情報を把握する問題(情報処理型)が増加。 |
※上記は 共通テスト・リーディング のデータだが,共通テスト・リスニング も同様の傾向。
大学共通テストは リーディングとリスニングのみのため,ライティングとスピーキングは 外部テストを利用することが予定されていましたが,導入は廃止され,今後も導入の見通しはありません。
そのため,ライティングの出題は一部の大学のみで,スピーキングの出題校はさらに限られ,大学入試の成否は リーディングとリスニングでの読解力が左右します。
※外部テストを導入する大学も存在するが,ひじょうに少なく,国立大学でも 全180校の内,十数校のごく一部の選考のみ。
英文量 |
TOEICリーディング: 75分,100問,約6100ワード TOEICリスニング: 45分,100問,約4900ワード 大学入試共通テスト・リーディング(参考): 80分,約40問,約6000ワード ※いずれも,ワード数には 図表中の文字を除く。 ※TOEICは2016年に改定。英文量が増加するとともに,スキミング(飛ばし読み)や スキャニング(重要部分だけ読む)が難しくなるが,設問はシンプルに(参考資料)。 ※難易度は,TOEICが共通テストより高め。TOEIC対策をした場合でも,共通テスト8割のレベルで TOEICスコアは700(約7割)が目安。 |
読解スピード (全文読む場合) |
TOEICリーディング: 1分あたり150ワード以上(理想は250ワード以上) ※初読に41分,図表に14分,解くこと(再読も含)に20分を費やした場合。 大学入試共通テスト・リーディング(参考): 1分あたり145ワード以上 ※初読に42分,図表に13分,解くこと(再読も含)に25分を費やした場合。 |
受験生の傾向 |
TOEICで 時間内に読解できる受験生は 全体の1% ※全受験者の内,TOEIC900点以上は2~3%だが,TOEIC900点以上でも時間切れになる受験生が大半。TOEICリーディングで,全問を高い精度で読解できる受験生は 全体の1%未満と考えられる(参考資料)。 |
英語試験の中でも TOEICは特に英文量が多く,高い速読力が要求されます。受験生の声も「時間が足りない」「時間配分が難しい」が圧倒的です。TOEICスコア600以上で,かつ,TOEIC対策ができている受験生の場合,TOEICスコアは おおよそ速読力で決まります。
※英検の理想的な読解スピードについては,英検協会は 3級~1級まで 1分あたり120ワード としており,TOEICほどの 速読力は求められません(参考資料)。