古い作品ですが「ディズニー・クラシックス」として現在でも人気があります。古さを感じさせない標準的な英語が使われており，現在でも同映画を使用した英語教材が複数の出版社より出版され書店販売もされています。
ロンドンに住むダーリング家の長女・ウェンディと弟のジョンとマイケルは，ピーターパンが本当に存在すると信じ憧れていた。しかし父親のダーリング氏は「ピーターパンごっこ」のために悪戯をするジョンたちを叱り，ウェンディがありもしない話を聞かせていると思い込んで翌日から一人部屋で過ごすように言い渡す。その夜，ダーリング夫妻がパーティーへ出かけた後，ピーターパンが自分の影を探すために家に忍び込む。ウェンディに影を縫い付けてもらったピーターは，彼女が翌日から一人部屋に行くことを知り，彼女をネバーランドに誘う…。
1953年制作のアメリカ映画。３年の歳月と400万$（14億4000万円）の費用を賭け，絵の数は200万枚。1953年にウォルト・ディズニー・プロダクション創立30周年記念作品として公開された。
原作ではピーター・パンは欠点の多い子供じみた性格で，フック船長には紳士的な描写があった。一方本作では，パンの性格が勇気ある一本気な青年に変更され欠点がほとんどなく（ただし，女の子にもてる事を少々鼻にかけている），逆にフックは紳士的な一面が取り払われて阿呆で間抜けな男に貶められて描かれている。
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